8月30日「星空コンサート」(岡原真弓)
歌い手の梅村、岡原、井村、そしてピアニストの大坪さんで出演。
この空間でやります。写真は随分綺麗な場所にみえますが・・・
さて、何の演目をやるのでしょう?ラジバンデル?
雷鳴、豪雨が続く8月の終わりに「星空コンサート」という、嵐の中のコンサートが行われました。
狛江市の「ゆきとどいた教育をすすめる狛江市民の会」の主催で、座にお話がきました。
薮の中の稽古真っ盛りなので、ここに関わっていない梅村、岡原、井村が行く事になりました。
三人とも、やりたいプログラムが違うので、そうだ!ソロコンサートの合体版でいこう!となり、ひとり15分づつのソングのソロのステージと何かオペラの場面をやろう!ということに・・・。
この何か・・・というのが、すごい事になってしまいました。
6人の歌い手とピアニストとパーカッションで書かれている「あまんじゃくとうりこひめ」をやってしまいました。
この「あまんじゃくとうりこひめ」という作品は、歌い手の座員はほとんど必ず経験する作品です。
古株の三人は全パートを耳で覚えていて歌えます。
ということで、あまんじゃくを井村(写真の岡原のかぶっているのは、このあまんじゃく用のかつら)、うりこひめを梅村、ばっさを岡原。そして、じっさを井村、とのさんを岡原、けらいを梅村、パーカッションを岡原でやりました。
リーディングスタイル・・・と書くとちょっとしゃれていますが、わざと譜面台を置いて、お互いに向き合わず、録音のような形式でやってみました。
会場に入れるのは17時30分。開場は18時10分。開演は18時30分。リハーサルはほとんどなし。
ピアノはすごい(出ない音や狂っている音がいっぱい)。客席も舞台も同じ蛍光灯。
しかし、どんな所でもオペラハウスにかえてしまうこんにゃく座の思想のもとに・・・というか、逆境であればあるほど燃え上がってしまう私達・・・。三人ともなんだかぐっとテンションがあがり、準備も段取りも「あうん」で進み、必死で歌いました。ピアニストの大坪ちゃんまで、あまりのピアノに文句を言う事もできずに、素晴らしく弾ききってくれました。
コンサートのお客様は、わざわざ嵐の中、来て下さる方々でしたので、そりゃあもう一生懸命観てくださって、大盛況でした。
それにしても!林光作曲「あまんじゃくとうりこひめ」は不朽の名作です。
ご来場くださったお客様、足下の悪い中、本当にありがとうございました。
文責・岡原真弓
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