『そしてみんなうそをついた』稽古場日誌 8月7日（佐藤久司）

今日から本格的に立ち稽古です。
僕は金沢の武弘をやります。
つまり死体です。

稽古の間、ひたすら死んでみました。
本番中は身動きひとつできないでしょうから、今からそれに慣れておこうと思うのです。
でも、動いちゃいけないと思うとかえっていろんなことが気になってきます。
床がかたいな・・・腕がしびれそうだな・・・くしゃみがしたくなったらどうしようかなとか・・・。
そのうちにふと、死んでばかりいたら、他の人がどんな芝居をしてるか全く把握出来ないことに気づきました。
他の人の稽古を見ることも大事です。
死体の稽古もほどほどにしようと思います。

最後に僕の奥さんを紹介します。


真砂を演じる鈴木ヒロカさん、の後ろ姿です。

どうです？美しいでしょう？
え？よくわからないですか？よくわからないぐらいがイチバン魅力的なんですよ～

佐藤‘武弘’久司