森組 in 横浜市桂台小学校(11月12日):金子左千夫

緑かがやく丘の上
希望の雲のわくところ
光の中できたえあう
育てよ育てどこまでも
みんなの学校桂台
桂台小学校校歌
作詞 榎傅 作曲 飯島和夫

こんにゃく座・秋の旅公演も中盤を迎え、『森は生きている』チーム、本日11月12日(金)は神奈川県横浜市にある桂台小学校での公演。
ここしばらくは文化庁「子どものための優れた舞台芸術体験事業」という名前のもとに行われる公演が続いている。
これは『森〜』の上演中、一場面に子どもたち数十名に参加してもらう、というとても楽しいもの。しかしそれをやるには子供たちに『森は生きている』のことを知ってもらい、とても綿密な練習(ワークショップ)を行う。そのワークショップは本日の約一ヶ月前に行ったのだが、今回はなんと事前ワークショップにも本番にも『森は生きている』台本・作曲の林光さんに参加していただいた。

本番はもう大成功! 体育館の舞台では参加してくれた子どもたちの素晴らしい歌声が響いた。みんなとっても楽しそうに歌い、踊り、芝居をしてくれ、公演を見ている子どもたちも楽しそう。
僕はこういう時、いつもそっと先生方の表情を見るのだが、これがまたこれ以上ない! というくらいの笑顔で舞台と子どもたちをみつめていらしたのが嬉しかった。
この公演、参加するのは舞台に出る子どもたちだけではない。物語の途中、十二月の精たちが娘のために季節を動かしマツユキ草を咲かせる場面がある。これは本番前に観劇している子どもたち全員にマツユキ草を渡しておき、その場面になるとみんなもマツユキ草を咲かせるというお芝居に参加するのだ。
僕はこのことはもちろん知っているので、「ああ、きれいに咲かせてくれたなあ」と思ったのだが、光さんは最後にお話しの中で「みんなでマツユキ草をさかせてくれたことにとても感動しました」とおっしゃっていらした。
そうか、と僕は思い出した。このシーン、十二月の精たちと子どもたちで「娘」をかこむかたちになる。つまり娘はまわりいっぱいのマツユキ草の中にいることになり、とっても絶景素敵な光景なのだ。そうだそうだ、そういえば初めてこのシーンを見たとき、僕も「おおおおおおっ!」と思ったことを思い出した。

光さんは本番の後アンコールでピアノを弾いてくれた。みんな大喜びで
「森は生きている」を歌った。
桂台小学校のみなさん、本当にありがとうございました。

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