ねこのくにのおきゃくさま劇場日誌(2月11日):宮瀬晃

ついに40周年記念公演第一弾「ねこのくにのおきゃくさま」の新作初演が12日をもって終わってしまいます。
本日11日は「い組」のラストステージでした。

朝から雪が横風に煽られながら降っている六本木。電車の遅延を気にするあまり入り時間の1時間前に六本木についてしまった私。あるお店で30分かけてゆっくりと朝食をとり、ゆっくり歩いて劇場に向かいました。楽屋口で数人と合流して「寒いね」なんて言っていると10分前に劇場のスタッフさんが寒いから入って下さいと親切にして下さいました。ラッキ!

いつもよりも短めのお稽古だったので、体を起こすのに皆必死です。寒さは喉にも良くないですし。
男子楽屋では、「本番前に皆で稽古する劇団ってどのくらいあるんだろうね?」なんて会話があったりして、あっと言う間に1ステージ目が始まりました。なかなか良いステージだった。

終演後、2ステージ目との間にファンクラブの集いがありました。演出の大石さんの話から始まり、出演者が裏話を楽しく話してくれました。
ファンクラブの方からの質問コーナーでは、
「あ組とい組、二つあって何だろうと思っていたのですが、両方観てわかりました。【あ】【い】と言う事ですね。」
と言うご意見にその場にいた皆が感動しました。
私の解釈では「愛」と「あっ、いい!」とがかかっていたのだと思います。嬉しい限りです。この作品にこめられた愛は大きなテーマだと思います。

楽しい集いが終わるといよいよ、い組ラストステージ。
始まる前に私がカップ拉麺を食べていると井村さんが、「そんなんじゃ力出ないよ!米を食え米を!」とアドバイス。もう食べちゃいました…。
この作品の巡業公演は、あ組での公演予定なので、「い組は暫く無い訳で。これがこのメンバーでは最後かもしれない訳で。(何班もツアーでまわるのでキャストに変動あり)悔いの残らないようにしないといけない訳で。」と言う訳で気合い入りました!
懸命に演ったので出来がどうだったのかよく分かりませんが、無事終えました。ホッ。。。

終演後はこんにゃく座らしく、い組打ち上げがありました。
飲みながら色々話しているときに、ふと「あのシーンはこう表現するほうが良かったな…今気付いて残念。」なんて思ったりして反省を次に繋げようと思ったのでした。

さあ、いよいよ12日は千秋楽です。あ組のみんなに【あ】【い】を!


宮瀬 ヒカル






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