6月26日(火)高田高校 オペラ『ネズミの涙』公演
今年3月、高田高校さんから、「ぜひオペラ『ネズミの涙』を公演してください!」とおっしゃって頂き、先日6/26(火)に公演をおこなうことが出来ました。
当初昨年の6月に公演をおこなう予定だったのですが、東日本大震災の影響で中止を余儀なくされ、その時お電話で「いつか、状況が良くなればぜひ公演してほしい」と言っていただいてましたが、まさかこんなに早く実現できるとは思っていませんでした。
鑑賞教室ご担当の図書部の先生方はじめ、たくさんの方のご協力によって今回の公演が実現しました。
大船渡の仮校舎は、緑の山々におおわれ、とても美しいところです。
校長先生ともお話しさせていただき、「今は通常どおりの学校生活を送ることができています。」とおっしゃっていましたが、ふと校長室の壁に目をむけると、津波で犠牲になられた生徒さんと先生の写真が飾られていました。
津波によって悲しい思いをされている人がたくさんいる現実を目の当たりにしました。
公演の依頼のお電話を頂いた際、先生がおっしゃった言葉が未だに耳に残っています。
「私たちはいつまでも被害者ではいられない。これまでお世話になった人たちに恩返ししていきたい。生徒ともそんな話をしているんです。」
昨年、こんにゃく座の呼びかけに賛同してくださり、高田高校への義援金にご協力いただいた皆さまに、この場を借りて感謝申し上げます。
震災直後は県や国からの補助金も出ない中、義援金で本棚など必要なものを買うことが出来たとのことです。
準備も進み、いよいよ本番。
体育館にはピアノがなく、写真のピアノは岩手県奥州市にある楽器店「音楽の森ヴァース」さんが
ご好意で貸して下さったものです。とても良い音でした。
全校生徒530人、先生方含めて約600人の方が鑑賞。
じわじわ暑さがやってきましたが、生徒さんは最後までしっかり鑑賞してくれました。
バラシ後に音楽部の生徒さんと交流させていただいたのですが、
それは又あらためてご報告します!
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