オペラ『アルレッキーノ』稽古場日誌(1月9日):島田大翼

今日は朝10時からBスタジオで、2月におこなうコンサートの稽古をやりました。





これに出るのはいわゆる三学期のあいだ『ネズミの涙』に出演するメンバーのうち8名。
『アルレッキーノ』出演者は、久しぶりに『アルレッキーノ』以外の歌を歌ったかもしれませんね。新鮮な気持ちです。



沖まどかさんはこのコンサートに出演しないのですが、朝から淋しかったのか一緒になって歌っていました。

さて今日は『アルレッキーノ』の新譜が出ました。全12場あるうちの、7場の部分です。



奈良の大仏さまに参詣するみんなの絵のようになってしまっていますが、新しい楽譜と向き合うと皆一所懸命になるものです。





稽古が終わると何かしらのインタビューというか会見というか座談会のようなものが始まりましたよ。
この様子はファンクラブ通信「おぺらの細道」の方を待っていてくださいませ。

以下余談。

今日の稽古場…というかお茶場で話題になったことですが、裕加さんが「おひれはひれ」という言葉を口になさいまして、僕はこの言葉を聞いたことがありませんでした。この場にいた過半数の人々は知っていましたが、皆が皆知る言葉ではないようです。
僕は、確か昔読んだことわざの本に書いてあった内容から「尾ひれはクレッシェンドのような形をしているので、そういう具合に噂が誇張されて広まっていく様子」なのだと思っていましたが形状は関係無く、余分なものが付くという意味で「尾ひれがつく」と言うのでないか、という話に…。そいつは目から鱗ですね。魚だけに。
それで結局「はひれ」がどこのひれなのかよくわかりませんでした。腹びれが訛って…という説もあるそうです。ちなみに「根掘り葉掘り」という言葉の語呂から転じて「尾ひれはひれ」という言葉になったという噂も。
ところで「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画の54~55巻にギアッチョという人物が登場するのですが、彼の台詞にこうありました。

「根掘り葉掘り」…ってよォ~「根を掘る」ってのはわかる…スゲーよくわかる
根っこは土の中に埋まっとるからな…だが「葉堀り」って部分はどういう事だああ~っ!?
葉っぱが掘れるかっつーのよーッ!葉っぱ掘ったら裏側へやぶれちまうじゃあねーか!
掘れるもんなら掘ってみやがれってんだ!チクショーッ(以下略)


いやあ実に心に響く意見です。この「葉堀り」も実際に葉を掘るかどうかでなくて、語呂を良くするために付け足されたという説があるようですからね。「はひれ」ならなおさらかもしれません。さらにところでこのギアッチョの台詞にこうあります。

フランスの「パリ」ってよォ…英語では「パリスPARIS」っていうんだがみんなはフランス語どおり「パリ」って発音して呼ぶ
でも「ヴェネツィア」はみんな「ベニス」って英語で呼ぶんだよォ~
「ベニスの商人」とか「ベニスに死す」とかよォー
なんで「ヴェネツィアに死す」ってタイトルじゃあねえーんだよォオオォオオオーッ
それって納得いくかァ~おい?イタリア語で呼べ!イタリア語で!チクショオー(以下略)


ますますもって心に響く意見です。そんな「ジョジョの奇妙な冒険」54巻~の舞台はイタリアのヴェネツィア。こんにゃく座のオペラ『アルレッキーノ』の舞台もヴェネツィア。オペラ『アルレッキーノ』ではもちろんイタリア語で「ヴェネツィア」と発音しますから、きっとギアッチョ様も納得してくれることでしょう!
やや脱線しましたが、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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