森組 in 埼玉県東松山市『東松山市民文化センター』(12月12日):武田茂

今日は新メンバーの「森~」初日。9時集合、稽古。10時、本番。

男性楽屋での雑談、“小学校公演は短縮版、約90分公演なのに、園児に2時間30分の全編公演は無理でないかい、直ぐに騒ぎ出すよ。
いいや、バジ(12月の精、博士役、佐山氏の愛称)さんの芸が子供たちを惹きつけるよ。”と冗談を言いながらも子供たちが長時間舞台に集中して楽しむことができるか、多少の危惧があった。

さて、終わってみると十分な手応えが伝わってきたし、萩さん、立山さんも良かったと喜んでくれた。実は、この1週間の稽古に何か面白くなりそうな予感がした。新しい仲間と作ることで新鮮に感じられる場面が、ピアノも含めて多々あった。

林さんは、オペラ作曲時を回想して次のように語っていらしゃいます。
“マルシャークが書かなかったもの、あるいは書いたけれども隠されているもの、そういういろんなのもを「読む」っていうことが、自分にも出来るようになった気が、漠然と、していた”と。
そのひとつ、当時のソ連を考えると命がいくつあっても足りないように思われる宮廷の場面が私たちの「森は生きている」にはあるのだけれど、向こうの演劇人はをどのように知恵を働かせて「十二の月」の舞台を作ったのだろう。

武田

0 件のコメント: