オペラ『アルレッキーノ』の愉快な仲間たちです♪
個性あふれる歌役者それぞれの“こだわり”や“見どころ”を紹介いたします!!
アルレッキーノ・大石哲史
アルレッキーノは恐ろしいほど頭が回る。何十分の一秒の間に「こう言えば相手はこうくるだろう」を何パターンも考える能力を持っている。いわゆる悪知恵が回るのである。そのくせ手の内にある大金を自分のものにしたいとはこれっぽっちも思わないらしいし、主人が他人の手紙を開封してしまうと鬼のように怒る。彼はイタリアのベルガモという悪人はいない、と言われている田舎町の出だ。
それでいて、どうやらお上には楯突きたい精神もみちあふれている。 少なくともこの三つのキャラクターを必死に使い分けていく自分を、ほくそ笑みながら芝居をしていけたらなあ、と毎朝家を出る時には思っているのだが。
ズメラルディーナ・太田まり
私のこだわり…今回はいかにセクシーに見せるか。歩き方や目線など色々やっていますが、形だけ決めても、それだけになってしまって、今回は色気って何だろうとずーっと考えています。色気のある人は普段何を考えているのかなぁとか、あの人は自分の色気に気付いているのかなぁとか。さて、色気を出してアルレッキーノを惚れさせられるかしら。ん⁉色気は出すものじゃなく、出るもの⁉ワォ!どうしましょ。
フロリンド・北野雄一郎
僕のこだわりは、「目指せ、二枚目貴族」です。演出家に、「そこは二枚目で芝居してくれればいいんだよ~。」と言われるのですが、うーん。二枚目の方々はどうやって芝居をしているのやら。
ベアトリーチェ・梅村博美
ベアトリーチェは、「私は、自分がしたいようにしたいの」のセリフにも表れているように、意志のハッキリした、猪突猛進系女子です。そのベアトリーチェが、最後はアルレッキーノに翻弄されます♪そこが見所です。
シルヴィオ・沢井栄次
僕のこだわりというと…。
まず2場冒頭のシルヴィオの歌から始まるところですかね。お話が動き出す最初の場面なので丁寧に歌いたいと思います。5場のフロリンドとの2重唱、そして7場でクラリーチェとケンカになるところ。若気の至りってヤツです。最後に外せないのは12場のクラリーチェと仲良くなるところでしょう。
なんだシルヴィオ出るとこ全部じゃん。
クラリーチェ・豊島理恵
シルヴィオとクラリーチェのバカップルぶりと、クラリーチェのヘアメイク。令嬢と言う役柄なので、それはそれは気合の入った美しさや可憐さなんかが表現出来たら良いなぁと思っています♡
パンタローネ・武田茂
私のこだわり、喜劇、喜劇、喜劇です。お客様がゲラゲラ笑ってくれたら、うれしいな。
ドットーレ・高野うるお
今回の公演だからといって特別にこだわるところはないけれど、あえて言うと、メイク!
いつも暗がりで難しい本ばかり読んでいるので、クマができてて疲れたような目になっている。。こんな感じになるようにしているつもり。
ブリゲッラ・富山直人
私のこだわり。
アルレッキーノでは、そうですね、仕草かな。ビックリしたりとか可笑しかったとか困ったな、とか…。
あまりやり過ぎると、うるさくなってしまうので、細かい場所でチラチラやっております。
料理人の役ですが、料理をする場面はありませんが、私が作った料理が沢山出てきますので、そちらもお楽しみに!
ザンニ1・青木美佐子
こだわりは、『歌』です。オペラですぞ!歌役者ですぞ!ザンニの歌はそれはそれは美しいのです。ボクは幸せ者です。こんな美しい歌を歌う機会を逃してなるものですかっ!頑張りますっ!
ザンニ2・佐藤敏之
今回ワタクシが目指すザンニのテーマは[軽み&重み]です。
ザンニは振付が多いので、そこは軽やかに見せる!芝居というか存在としては図太く毒を感じさせるようになりたいなあ…と思っておりますです。
初演からあまり経ってませんが、新しく面白さ倍増の「アルレッキーノ」を乞う御期待!
ザンニ3・岡原真弓
ザンニというのは原作にはない、つまりは役そのものが、作、演出の加藤直さんのこだわりなのです。
つまり、私のこだわりは、加藤さんのこだわり、夢、皮肉みたいな。そんな観念的な所を楽しいキャラクターでひょいっとやれたらよいなあと思っています。そして、今回、バージョンアップした超ローテクなローストチキンをお楽しみに!
ザンニ4・佐藤久司
ザンニはみんなを月の舟に乗せてサカサマ世界へとお誘いする案内人。
さりげなくて、軽妙で、怪しくて…そんないかがわしい存在でいられたらなーと思うんですよね〜
そんな僕のテーマは…
「霞とうまく付き合う」です。
なんのことやらと思うでしょうが、ザンニを演じてる僕を観て、そう感じてもらえたら嬉しいな☆日常生活の中でも案外ひとつのポイントかもしれないと思う今日この頃です。
写真:青木司 姫田蘭 (初演より)
楽士
ピアノ:服部真里子
ヴァイオリン:手島志保
クラリネット:橋爪恵一
アコーディオン:佐藤芳明/檜山学
以上のメンバーでお届けいたします!
0 件のコメント:
コメントを投稿