オペラ『白墨の輪』稽古場日誌(1月22日):冬木理紗

白墨の熱ーい稽古場にお邪魔してきました。

演出の坂手さんは穏やかな口調で丁寧に話されています。




反乱の中でのグルシェとシモンのいい雰囲気な場面では、
2人の惹かれ合う様子を「磁石の法則」とおっしゃっていたり。なんだか面白い言葉が飛びかっていました。




追っ手を逃れたグルシェが兄の家にたどり着く所、お兄さんとその奥さまの登場です。

ちょっとコミカルな場面でもありました。



1978年初演され当時こんにゃく座の新しい可能性を切り開いたというこの作品をよく知らない私。
白墨の音楽を初めて聴いたのはオペラ塾の発表の時で(2年前でしょうか)、あの時は音楽の生命力というか力強さに驚きました。
改めて聴くと…やっぱりすごい。38年前にこんな作品が世に出ていたんだなあ、本当に大きな衝撃の波を起こしたのだろうな。
こんにゃく座と出会ってからというもの、光さんと萩さんのオペラの素晴らしさには圧倒されっぱなしです。

今回の再演は元々ピアノオペラとして光さんが作曲されたものに、萩さん、吉川和夫さん、寺嶋陸也さんの3人の作曲家がプラス木管アンサンブルに編曲されて新しく生まれ変わった白墨でもあります。
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの楽士さんたちがここに加わって、さらに壮大なスケールのものとなるでしょう。楽しみでなりません!

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