ピノッキオ組 in 京都府京都市『待鳳小学校』(5月7日):大石哲史

旅日記 5/7

京都に先乗りしていた私は、朝6時過ぎみんなとホテルを出て駐車場に来てビックリ! 「今回のレンタカーはこれです!」・・・・・・・なんと!軽自動車だ。こんにゃく座の歴史始まって以来の出来事だと思う。旅公演の移動に軽を使うのは(いつもはワゴン車なのだ) 「何で軽なの?」「・・・・・・」「えっーーーそんなに安いの!久ちゃん大ヒット」 おっかなびっくり乗って出発した。四人がきゅうーと集まっていて、誰かが何か共通話題を喋ってないと変な雰囲気になる感じがする。と言う訳でかまびすしく学校に着いた。正門には首を長くして待っていて下さっていた校長先生が朝早くから出迎えに出て下さって??? と思ったらただの近所のおじさんだった。犬を連れてる。
仕込みが始まる。
いつもは学校の体育館公演の場合平土間を舞台に使うのだが、生徒が多いので今日は体育館の舞台を舞台にする。この新メンバーでは初体験なのである。何が違うかというと、奥行きを7メートルで稽古していたが、4.5メートルでやらなければならないのだ。私は舞台部でバミリ(7つのドンゴロスを刻々と動かすオペラなので、その移動位置を色違いのビニールテープで記しする)係りなので、いつもの位置より前後を短くして、感を頼りに貼っていった。
そして、稽古が始まる。
案の定バミリ通り動かすと、ドンゴロスがぶつかったり人が通れなかったりする。その都度、微妙にバミリを貼り直して行く。ちょっと待て!確かにこのシーンはこのバミリでうまく行きそうだが、少しまえのシーンもこのバミリを利用している。「うーーーーーん どうすべ???」「まえのシーンはこのバミリの50センチ前ということで」なんてワイワイやりながら進めて行くので時間がなくなってきた。その時である。バッキーンーーーとなんか前に聞いた事のある音が!・・・鯨の骨が折れた!!!
あと30分で開演だ。もう稽古はやめて全員総がかりで修復工事だ。とはいえ私は舞台部なのに修復のやり方を知らないので、皆に任せ自分のドンゴロスの荷積みにかかった。15分位で終わり定位置に置こうとしたが、手術中の鯨くんが寝そべっている。
仕方ないので、その辺りに置いてメイクにかかる。役者三人も、鯨くんは二人のスタッフに任せドンゴロスにかかっている。生徒入場5分前みんなもメイクにかかり、スタッフは鯨をドンゴロスに詰めている。なんとか間に合った、よかった!
そして開演、役者みんなで気持ちを新たにして、打楽器を叩きながら舞台に出て行った。そして私担当のドンゴロスを回ろうとしたその時・・・・ドンゴロスは・・・なかった。うわーーーーーーーー






※制マネ注※
ドンゴロスのプリセット位置は少し妙でしたが、演者の臨機応変さと機敏さにより公演は滞りなく進行されましたことをここにお知らせいたします。

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