コンサート組 in 福島県東白川郡『東舘小学校』(10月9日):沢井栄次

文化庁による「次世代を担う子どもの文化芸術体験事業〈東日本大震災復興支援対応〉」のコンサートツアーも1週間毎日やってきましたが今日で最後となりました。

今日は東舘小学校の1〜3年生55人の皆さん。

ここ矢祭町の小学校は昨日の下関河内小学校など5校が来年から統合され新しい学校になるそうで、隣の敷地では新校舎を建設していました。


さ、ラストも張り切って参りましょう!
ツアー最後の本番前ミーティング。
制作マネージャー役のまりちゃんがみんなに学校側との打ち合わせ内容を発表してみんなで確認します。




「えー、本日は1〜3年生で55人…。」
おや?まりちゃん若干寝ぐせがなおっていません。
朝の支度を急いでいたのでしょうか?
でも大丈夫。このあと本番までにちゃんと✨綺麗にバッチリメイク✨でしたよ。

5人という少ないチームで力を合わせてどこへ行くのも5人一緒でがんばりました。
本番は5人協力してバチっと決めて、子どもたちは笑うときはゲラゲラ笑い、トムトムでは「すげーすげー」を連発、ハーモニーのときは目をまん丸にして聴いてくれました。
こんにゃく体操は大人気で楽しそうでした。

そして忘れてはいけないのは毎年、福島県内どこであろうと夜明け前にご自宅を出て(片道2時間というときも)各地の小学校に朝からお手伝いと対応をして下さった福島文化センターの山田さんと木村さん。本当にお世話になりました。

「皆さんがまた福島に来てくださることを首を長くして待っています。」
とのお言葉を頂いて一同「また来ます!」と即答しました。

帰り道、山田さんに是非帰りに一度寄っていって下さいと言われた地元のおばあちゃんたちが手作りでやっているというお蕎麦屋さんへ。
地元で蕎麦を育て自分で打った十割蕎麦は実にうまかった。
そしてこんにゃく芋の産地でもあるそうで手作り刺身こんにゃくは絶品。こんなに柔らかいこんにゃくがあったとは驚きでした。



お蕎麦を食べてからお店のお母さんが
「どちらからいらしたんですか?」
と言われたので、我々はこれこれこうで福島に来たんですと言うと
「あら!じゃあ、昨日うちの孫がコンサート聴いてたんだわ。そこの小学校だもの。」
と言うではないですか。
こんにゃく座という名前も気に入ってもらったようで更にこんにゃく田楽をサービスで出してくださいました。

人と人はいろんなところでつながってくるもんですね。


こうして1週間の福島ツアーは終了。
人と自然に触れながらのひとときで一同もう1週間、いやもう1ヶ月福島に滞在したい気分で後ろ髪を引かれつつ福島に別れを告げたのでした。

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