"また始まったーー"
11月までのツアーが終わって間もなくの音楽稽古を経て、いよいよ『おぐり と てるて』装置を組んでの本格的な稽古の始まりです。
冒頭の引用は、この作品内の詞。おぐり組の流行語にノミネートされそうな予感。
こんにゃく座には組(ツアー演目)や時期によってブームとなる言葉があるのです。
例えばこの間まであった『ネズミの涙』では"○○山"(○○の中には色々な座員の名前が入る)とか、数年前には"おろちループ"なんて流行りもありました。
座員以外はおろか、組が違うだけで意味が解らない事も。結構おもしろいです。
ちなみに"おろちループ"は島根県にあった、こんな道ですよー。
この蛇はじめ、本公演から先ずっと倉庫に眠っていた大道具小道具衣装の類いを"えいさらえい"と稽古場へ担ぎ上げます。
量が多くて大変だ!(なんだか在るべき数より多い気が……)
なんとか仕込みを終えて、ほっと一息
そうしてお稽古開始!
旅公演に向けて変更になった所を重点的に確認していきます。
そうでなくても役や転換(シーン替え)の手順が多いこの作品。
あれ、これは誰がやってたっけ?……なんて事もしばしば。
えい、さらえい!
と映像を見て復習しましょう。
次の日は、演出作曲振付照明舞監と勢揃いで、はじめから1場面ごとに通し稽古。
その翌日からは、演出のひろみさんによって、場面場面を細かく作り直していきます。
兼家の大石さんは
休んでいても、この存在感
えい、皿、えい!
おっと、違う演目が交じってしまいました。
これが本当の"えいさらえい"
妻選びー
かまびすしい
それを覗くダンディ
承ってござあ~る!
さあさあ、まだまだ稽古は続きますよ。
文中の"えいさらえい"も、この作品の中の詞です。
この言葉も観に来てくれたお客様の中で流行ること間違いなし!
ここで始まった物語、日本全国をえいさらえいと駆け巡ります。
どうぞお楽しみに!
+ + + + + + + + + +
(おまけ)
背景と同化している人間と、存在を主張している人形
0 件のコメント:
コメントを投稿