『Opera club Macbeth』劇場日誌(2月4日):萩京子

吉祥寺シアターに劇場入りして4日め。
いつもだったら今日は初日です。
が今回は1日多く舞台稽古の日程がとれていて、昨日までに丁寧に全場面あたって、今日の午後手直しして、夜通し稽古、となります。



吉祥寺シアター入り口

吉祥寺シアターはよく芝居を見に来ている劇場です。
新しくてモダンな建物。
都心から少し離れていますが、渋谷、下北沢、吉祥寺という井の頭線ラインは、新しい演劇が生まれるラインでもあります。


吉祥寺シアター建物



ロビーに鍋さんご逝去のご報告


同じくロビーに高瀬さん追悼コーナー


「クラブマクベス」は三軒茶屋のシアタートラムで初演した作品で、シアタートラムのときと同じように劇場全体がクラブマクベスの空間になるような感じにしたかったので、今回は吉祥寺シアターが選ばれました。


客席にしつらえた演出席

客席数は少ないですが、舞台空間は贅沢です。
音の響きも良い感じです。
フルートとピアノとパーカッションのスペースを工夫して、舞台装着と解け合わします。
器楽スペースを客席から見て左側にするか右側にするか、美術打ち合わせの段階で熟考します。
今回は王道の下手(左側)。
音楽好きの人って、楽器のそばで聞きたがったり、遠くで聞きたがったり、いろいろですね。
演奏している人が見える見えないの問題もありますね。
舞台上の演技や仕掛けも、客席の位置によって見え方が違うのは生の舞台としては仕方がない、というより、だからこそ
面白いのではないかと思います。


打楽器の高良久美子さん


ピアノの寺嶋陸也さんとフルートの姫田大さん


さて、これは何でしょう?


いろいろな意味で、今回の「クラブマクベス」の舞台、面白いですよ。

今日の通し稽古は高校生と大学生の見学がありました。

舞台稽古を見るという経験も、本番を見るのとはまた違う興味を持ってもらう機会なので、今日の「クラブマクベス」が記憶に残ってくれるといいなあ、と思います。

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