ネズミ組 稽古場日誌(3月31日):壹岐隆邦





本日の室温26℃を記録しました、こんにゃく座のAスタジオ……装置を組み、演出の鄭さんを迎えての稽古初日は、文字通り熱気に包まれたものとなりました。

今回の稽古は、
《ひとつの場を通す → はじめに戻って丁寧に演出をつける》
これを2回繰り返してやっと、ひとつの場が終わります。
今日は1場と、2場の途中まで。(『ネズミの涙』は6つの場からなっています)

鄭さんの演出はしつこいで有名ですが、今回は更に丁寧に稽古を行っています。
それもそのはず、今回はメインキャストに大きな変更があったのです。


【新チタン】


新しいチタンは、唯一初演から『ネズミの涙』に同じ役(給仕)で出演し続けていた北野さん。
事前稽古の時は、給仕役として稽古場にいると思い込んでしまう程、前役が馴染んでいましたが、
きょう一日で、もうすっかりチタンにしか見えなくなりました。



新しい悟空たち。
キャストとして"新しい悟空"の北野さんと、
役中で"新しい悟空"となる島田さん。
上半身ペアルックに見えて、違うところが2ヶ所ありますよ。


【新給仕】


その北野さんの後釜についたのが、佐藤敏之さん。
いやいや後釜なんて言葉には収まらない、2人分の仕事をひとりでこなす、パワフルな給仕の誕生です。


【新音響】


こちらもメンバーチェンジしました。
ネズミツアー初参加の彦坂さんです。
使い慣れない機械とにらめっこ。



音響以外にも仕事はたくさん。
『ネズミの涙』エキスパートである演出助手の路都さんによる指導が入ります。


【新大久保】


こちらは4月から入座が決まった大久保哲くんです。
座には既に大久保(藍乃)がいるので、新大久保なんて愛称がついてしまいました。



まだ入座前だけど、既に方々の現場で大活躍。
ネズミツアーには行きませんが、大学の名が記されたガチ袋を腰に下げて、舞台を組み立てるのを手伝ってくれました。





新しい人だけでなく、戻って来た人たちや、いつもの人たちも入り交じり、また新たな『ネズミの涙』が出来上がります。
稽古はまだ始まったばかり。
どんな"化学反応"が起こるかは、まだ未知数です。



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