オペラ『グスコーブドリの伝記』稽古場日誌(8月29日):高岡由季



ここが衣裳部の主な作業スペースです。
私は主に、この手前にあるロックミシンと、この写真には写っていない、ロックミシンの向かいにあるミシンの間に座り、2つのミシンを行ったり来たりしながら、「ウォーーーーー」とひたすら縫い縫いしています。
お医者さんにあるような、背もたれのない、クルクル回る椅子があったら楽だろうな、と日々思っています。
こんなにミシンを踏みまくった一ヶ月間はなかなかないです。
でも、衣裳部3人の素敵なチームワークのおかげで、乘峯さんのデザイン画にすごく忠実に、かわゆい衣裳が作れて、とっっても幸せです♡
早くみなさんにお見せしたいです。

ブドリの役者陣もとっても仲良し。休憩になると、お茶場からいつも楽しそうな声や音が聞こえてきます。
衣裳の作業部屋は、お茶場の真上にあるので、役者ひとりひとりの話し声まで結構しっかり聞こえます。
そして、富山さんの低くて大きい笑い声がグララアガアって聞こえたり、飯野さんが美味しいものをカプカプ食べて「美味しいーーーーー」って叫んでたり。。
宮沢賢治が書いたオノマトペはそんな風に使われたわけではないんですが、
なんかみんなの役名、ぴったりなんですよね!

みんなの声を聞きながら、みんなが、そんなぴったりの衣裳を着て、お喋りしてる姿を想像してしまう私なのでした。

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