オペラ「想稿・銀河鉄道の夜」3月ツアー メンバー紹介

3月のオペラ「想稿・銀河鉄道の夜」のツアーは以下のメンバーでお届けします。
今回はそれぞれ「思い出の曲(歌)」ということで聞いてみました。




島田大翼(ジョバンニ)

「トレロカモミロ」
寝坊助な闘牛士の歌なんですが、小さい頃この歌の「オレ!」という部分のポーズを勝手に決めてましてね、右手の親指で自分を指すような動きですよ。一人称の「俺」だと勘違いしてたんですね。小学生の時、給食時間にこれのイントロが流れると、教室を飛び出して廊下の大きな鏡の前まで走って行って「オレ!」ってポーズを取るのが好きだったんです。ちなみに高校に入る頃まで「ホレロカモミヨ」って歌だと思い込んでました。そうでないと気付けて良かったです。


北野雄一郎(カムパネルラ)

「野生の馬」
中学校の校内合唱コンクールで歌った『野生の馬』ですかね。たしか、混声3部だった気がします。おそらくこれが、人生で初の合唱だと思います。いま思うとなかなか不思議な歌詞だなぁと思いますね。


髙野うるお(大学士ほか)

「木綿のハンカチーフ」
中学生の時、夕方にやっていた若者向けテレビ番組で、太田裕美さんが歌っているのを聴いて、詞の内容に、心が痛くて、どうしていいのかわからない気持ちになった。
私の青春の始まりだったのかもしれない。


梅村博美(先生・尼僧)

「あずさ2号」
やっぱり、沢山の思い出とともに聞こえてくるのは『あずさ2号』でしょうか、いつも、沢山の楽譜を抱えて溢れる思いをいっぱい抱えて乗っていました。
番外編では、初めてオペラのきょくをうたったのが、『ぶってよマゼット』でした。


沢井栄次(ザネリ・青年ほか)

「Tico Tico No Fuba」
今から30数年前、世間に出たばかりのCDプレーヤーが実家の電器屋に納品された。そのCDプレーヤーは昔のビデオデッキ並の大きさで金色の丸い4つ足がついていて当時単体で20〜30万円はしたんだったと思う。オーディオ全盛期でアンプやレコードプレーヤー、スピーカーなどすべてが単品で買う“バラコン”の時代。売り物ではあるけれどオーディオマニアであった父親は半分趣味で取り寄せたんだと今は推測している。
そのCDプレーヤーのデモ演奏用に買ったCDがイージーリスニングのパーシー・フェイス・オーケストラのアルバムでブラジルのショーロの代表曲である「Tico Tico No Fuba 」。
小鳥のように速く躍動あるパッセージは子供心に衝撃でした。
その後そのCDプレーヤーは売る気がなく売れることなくずっと店に置いたまま、やっぱり父親の私物と化した。


佐藤敏之(鳥捕りほか)

「蒲田行進曲」
僕は小学校から高校生の頃に土曜日の夜、兄の運転する車で映画のオールナイト二本立て上映をよく観に行っていた。
その中でもこの[蒲田行進曲]は強烈で、ラストシーン物語が終わった後、「カーット!」のかけ声とともにカメラが引きになってセット全体が映り込んだ所に♪虹の~都っひっかりの~都キネマの天地~♪のテーマソングが流れた時に何故か感動で泣いてしまった!小6のガキが…多分この曲の衝撃が、今、僕がこんにゃく座にいる由縁だと思う。きっと。


富山直人(車掌ほか)

マイク・オールドフィールド
『チューブラーベルズ(パート1)』
20代の頃、飲食店で働いていました。月曜~土曜、夕方から明け方まで。
ある時期、この曲を毎日聴いていました。LPレコードのA面全部で一曲、23分くらい。
明け方家に帰り、LPレコードに針を落とし、布団にくるまって聴いていました。
布団にくるまってジーッと聴き、クライマックスの鐘の音でホッとして寝る。そんな毎日でした。
今にして思えば、心と身体のどこかがとても疲れていたんだろうなぁ、良くやってたなぁオレ、と思います。


高岡由季(少女ほか)

「野に咲く花のように」
小学3,4年生のときに担任をしてくれていた井波先生が、『野に咲く花のように』が大好きだった。先生は去年の春に、帰らぬ人となってしまった。先生は、いつもニコニコしていて、おおらかで優しくて、クラスのみんな一人一人を愛してくれて、私たちも先生のことが本当に本当に大好きだった。先生と過ごす4年生最後の日の帰りの会、みんなでこの曲を先生に歌った。みんな寂しくて泣きながら歌った。先生も泣いて喜んで、お返しにまたこの曲を歌ってくれた。先生は驚くほど歌が上手で、綺麗な声だった。あの、みんなで大泣きした帰りの会と、先生の歌声が今でも忘れられない。
今でも、この曲を苦しいときに口ずさむと楽になるし、怒っているときには優しい気持ちに変えてくれる。嬉しいとき楽しいときにも自然とこのメロディーが思い浮かぶ。
井波先生に、大人になってこんにゃく座に入って、“野に咲く花のように”歌を歌って生きている私を見て欲しいと思う。


熊谷みさと(生徒ほか)

「リンゴの森の子猫たち」
アニメ『スプーンおばさん』のエンディングのこの曲を、小学校に入る前、よく歌い踊っていました。それからずっと記憶の奥底にあって忘れかけていた歌を、数年前にYouTubeで発見して大感動。小さい頃「タップンダンス」だと思っていた歌詞は本当は「タップダンス」だったし、音程も思っていたのと大分違ったりしたけれど、やっぱり今でも聞くたびにわくわくしてうきうきしてしまう、大好きな曲です。


齊藤路都(生徒ほか)

「わかれうた」
初めてオツキアイした彼から結婚報告が来たとき、なにやらとてつもなくかなしくなってしまい表参道で号泣した。
涙が乾いてきた頃、頭を流れたのはみゆき女史の[わかれうた]の冒頭~途に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか~だった。ちょっと元気になって新宿まで歩こうと思った。


小林ゆず子(生徒ほか)

「弦楽セレナード」
まだ母のお腹の中にいる時から、両親の影響でずっとオーケストラの練習に連れて行かれていた私。そんな環境だから、小さい頃に自然と口ずさんでいるのもクラッシック音楽だったわけです。中でも『チャイコフスキー作曲の弦楽セレナード』はお気に入りだったようで、今でも聞けば懐かしい気持ちになるおもひでの1曲です。


冬木理紗(生徒ほか)

「葛飾ラプソディー」
「サザエさん症候群」という言葉がありますが、サザエさんが終わった後の19時から放送されていたアニメ「こち亀」のオープニングでその状態に陥っていました。
当時小学生だった私は休日が終わってしまうのが悲しくて寂しくて、次の日学校に行きたくないと思っていたものです。
曲名は「葛飾ラプソディー」というらしい。大人になってから聴くと、ノスタルジックな歌詞とメロディーがさらに心に沁みます。


服部真理子(ピアノ)、津留崎直紀(チェロ)、橋爪恵一(クラリネット)



舞台監督 久寿田義晴



演出助手、制作マネージャー 花島春枝

「Shake Hip!」
私の高校時代はいわゆるバンドブーム真っ只中。週末に友だちのバンドが演奏するライブハウスに行くのが楽しみ!!中でも思い出の曲といえば、米米CLUBの『Shake Hip!』です。ヤマハのティーンズロックフェスティバルの全国大会に出場する友人の応援のため、シュークリームシュの振り付けを完コピ。文化祭ではクラスメートとも客席で踊りました!楽しかったなぁ♪ちなみに本物の米米CLUBのライブ、横浜アリーナでも踊ったなぁ!カールスモーキー石井さんが憧れの大人でした。

(舞台写真:青木司、姫田蘭)

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