喜歌劇『天国と地獄』稽古場日誌(2月3日):忠地あずみ

稽古場で稽古できるのも今日と明日の2日となりました。
来週月曜からは俳優座劇場いりなのです。

今日もこんにゃく座のふたつの稽古場では、朝から個人稽古が組まれています。

これは前日の稽古終わりに、希望者が申告して、演出助手・ゆず子が時間割を組み、皆に連絡を回してくれます。

◎Aスタジオ(大きい方の稽古場)
齊藤さん 10:10までフリー
あかねさん 10:10~11:10
裕加さん 11:10~11:30(P)
相原さん 11:30~12:00

◎Bスタジオ(小さい方の稽古場)
北野さん 10:10~10:40(P)
豊島さん 10:40~10:55(P)
花島さん 10:55~11:10(P)
大石さん 11:30~12:30(P)

(P)がピアニストさん入りです。

てな具合です!

そして
⚫11:00すぎ 事務所。
そうです、今日は土曜日。事務所は本当はお休みなので、電気も半分、デスクもだいぶ空いていますが、チケット係・まりさんはお仕事に励んでいます。



⚫12:00すぎ お掃除。



A組のみんなと演出部、演助で稽古場をお掃除します。
世間はインフルエンザ大流行ですが、日々のお掃除と、ことあらば頻繁に霧吹きで加湿を行うA組マーキュリー・大翼さんと、各自の予防対策で誰一人体調崩している人はいません!このまま楽日まで万全体制でいきたいです。

⚫12:30 事務所のとなり1階の会議室に明かりが…。



雄叫びやら、なんやらへんな声が聴こえてきます。何…。
ジュピター.・大石さんが、通し稽古開始ギリギリまで声出しをしていたのですね。さすがジュピター!

⚫13:00 通し稽古前に、演出・加藤さんが、シーンの直しの指導。一度完成したシーンもどんどん新しい提案で直され、それを即座に理解し、表現せねばなりません。

⚫13:30~15:45 B組衣装メイクありの通し稽古。
今日は、「天国と地獄」勉強会でお世話になった音楽評論家の小村公次さんも稽古を観にきてくださいました。
「本番が楽しみ!」と言ってくださり、ひと安心です。

⚫14:30 1幕終わって、本番同様15分間の休憩。



出演者たちは楽屋と化したBスタジオでメイクや衣装を直します。メイク台や大きな鏡もないなかで、各自工夫して自分のメイクスペースや着替え場を作ります。十分な楽屋環境でなくとも楽屋としての機能が成立できるのはどんな環境でも公演してきたこんにゃく座の強みですね!

⚫16:05
通し稽古終演して、衣装メイクを落とし、20分後に集合。ダメ出しです。



演出・加藤さん、音楽監督・萩さんからのダメ出しを聞き、直すべくシーンはその場で立ってあたります。とにかく実際やってみて体に染み込ませ、納得して、という作業を繰り返すのです。

⚫ダメ出しが終わり、なんと!本日の稽古は終了。劇場いり前は夜遅くまで稽古を続けるこんにゃく座ですが、今日は音楽監督・萩さんの「今日はもう稽古やらせません!」ということで終了!

出演者たちも帰り、照明機材や本番セットを舞台美術製作会社や照明会社へ取りに行っていた演出部のトラックも、通し稽古後もさらに衣装を手直しするために衣装デザイン・太田さんのアトリエに衣装を届けに行った、衣装部・ちゃみさんのハイエースも座に戻ってきました。



⚫20:00頃
衣装部は、まだ衣装作業部屋で作業を続けます。



倉庫では、演出部の皆が小道具の手直しを続けてます。
1月初めから、暖房も乏しい倉庫で演出部のみんなは小道具を作ったり、大道具の手直しをしたり、工房と化した倉庫です!



こうやって、各部署、時間ギリギリまでベストの環境を作るべく作業を続けているのです。

明日は稽古場最終日。
劇場にはいってからも、どんどん、どんどん、どんどん進化して、いよいよ初日です。

今のこんにゃく座だからこそ!の喜歌劇「天国と地獄」。
どうぞ劇場で楽しんでくださいねー。お待ちしています!


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