森組 in 島根県邑智郡『石見養護学校』(11月28日):熊谷みさと

こんにちは。6月の精と、もうひとりのむすめをやっております、熊谷みさとです。


謎の写真ですみません。

こんにゃく座の旅では、チーム内で、制作マネージャー、舞台部、照明部、衣裳部という部署があり、仕込みをする人はこのどれかに配属されるということになっております。

小さな編成のチームだと、一応そんな風に割り振られてはいても、基本的にみんなで力を合わせてやる、ということになったりもするわけですが。


今回の『森は生きている』の旅では、11月中は私は衣裳部ということになっておりました。
ところが、衣裳部チーフの裕加さんがですね、始めの日に、「ちゃみ(熊谷のことです)は12月は制作マネージャーをやるし、その準備もあるだろうから、衣裳の直し物とかがでて大変な時は呼ぶけど、それ以外は自由にしてて」とおっしゃったのです。


わーお!そんなことある!?自由だなんて!!


そんなわけで、熊谷はこれ幸いと、舞台部で装置を組み、衣裳部でスチーマーをかけ、照明部でシュート(あかりの狙いを決める作業)をし、好きなことを好きな時に好きなだけやって自分の良い時に勝手に休憩するという、なんともラッキーなポジションに入っていったわけです。通称「ちゃみ部」です。この座日記に何度か出てきているこの部はこうしてできたわけです。
どこにもはっきりと所属していないがために、どこで働いてもお礼を言われたりします。ラッキーすぎます。

後から現場入りするゲストの佐山さんやピアニストの大坪さんを車でお迎えに行く係にもなり、佐山さんに「ちゃみは俺たちの専属ドライバーだな」なんて言ってもらっちゃったりして、ひっそりと喜んだりしておりました。

いろんな部署でお仕事できて毎日楽しいです。ありがとうございます。
それを表そうとした結果の、最初のお写真でございました。




そんな風にして好き勝手に毎日を過ごしていたわけですが、そろそろ11月も終わろうとしています。12月がやってくるというわけです。


つまり、こういうわけです!

制作マネージャーへと変身する12月が迫ってきて、準備をしている熊谷です。

「6月の精・もうひとりのむすめ」役ができるのも、あと数日。こうなるともう毎日がメモリアルです。
ええ、人生はいつだってメモリアルです。




お昼ごはんをいただいたお部屋には、なんと、こたつがありました!
みんなでぎゅうぎゅうになって温もりという幸せを感じています。
こたつメモリアルです。
生きている喜びを感じる、冬の暖かさです。


個人的な話ですが、昨夜見たドラマで、主人公が、枠にはまらなさすぎて手に負えなかった小さな自分を置いて出て行き11年後にそれを隠して戻ってきて家政婦として自分をずっと育ててくれていた母親に、あなたから生まれてきてよかったです、ありがとうございます、と伝えるという場面で大号泣してしまいまして、そんなことも重なって、このお部屋のこのこたつの向こう側に書いてある言葉を見て、それだけで涙を堪えるのに必死でした。
うわーわけのわからない話をしてしまいすみません。
とにかく今日は、「みんなみんな生まれてきておめでとう、奇跡の命メモリアル」です。


そんなこんなでじんわりと生暖かい気持ちに包まれながらの、メモリアル公演でした。


石見養護学校のみなさんに、矢上小学校の1年生と、地域の方々も観てくれました。

時々月の精と一緒に上がる声や、飛んでくる感想に楽しい気持ちになりつつ、じっと舞台を見つめてくれる雰囲気に、なんだか励まされているような気持ちになりました。

みなさんと「十二月のうた」を歌えて、とても嬉しかったです。ありがとうございました!!




いただいた、邑南町のマスコットキャラクター「オオナン・ショウ」くんのお菓子を食べて、明日も元気に頑張ります☆

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