ロバ組 in 長野県伊那市『長野県伊那文化会館』 (3月21日):熊谷みさと

オペラ『銀のロバ』千秋楽は長野県伊那市で一般公演です。

日が少し飛び飛びの今期、約一週間ぶりの公演だったのですが、その合間ももちろんロバのことを忘れたりしません!

なんたって今日のために、公演のない間にいろいろと直し物もしてしまったんですからね!



洗濯機の箱を直したひと

箱の中から洗濯機が飛び出さないよう抑えておくための板が、いつの間にかなくなってしまっていたのです。
それを新しくササッと作って直してくれました。ありがとうございます!




後ろで使う台を直したひと

幕の上から顔を出すときに乗る箱の底側が年月を経て歪み、乗った時にガタガタしてしまっていました。
ぐらつきが出ないように下側の板を張り直し、更にパンチカーペットを貼って安定感を追求しました。



使い心地をチェック!ばっちり!さすがです!


自分で使う物は自分で直す!みんなで使う物も積極的に直す!
素晴らしいひとたちです。こんな先輩方を見習って生きていきたいです。


そんなこんなで、本日の仕込み。
これまではおやこ劇場の方々やお手伝いに来てくれたこんにゃく座員の手を借りて荷物をおろしていましたが、今日は最後にして初めての、チームメンバーだけでの仕込み。よーし、テキパキ頑張るぞー!!

なーんて思ったのも束の間…なんと今日は会館の方々がものすごい勢いで手伝ってくださり、荷下ろし頑張るも何も、仕込み自体があっという間に全て完了してしまいました。

本当に凄かったんですよ!照明もじゃんじゃか仕込んで色のシートまで順番に並べて入れてくださるし、舞台も台を組んだり蹴込み幕を打ったりパネルを立てたり、なんでもしてくれて、しかもめちゃくちゃ素早いし何も言わなくても全部完璧だし…

一緒に旅をしている敏腕照明の増子さんが「平成最速だ」とおっしゃるとおり、床面のサイドにこれまでは無かった地絣(大きな布です)も張ったのに、1時間経たないうちに道具類の仕込みが終わり、明かり合わせを入れても1時間45分で終了してしまうというとんでもない記録を出してしまったのでした。
あんまり伝わらないかもしれませんが、すごいんですよ…!!

いつも前のめりと言われているマルセル姉ちゃんが前のめる隙もないくらいです。



負けじと前のめってましたけどね!




仕込みがあまりに早く終わったため時間がたっぷりできすぎて舞台で団欒するメンバーたち



ん…?


客席はおれんじ色。ピアニスト安見子さんの今日のスカートと鞄がぴったりです。



コーディネートばっちりですね!


増子さんの影響で、みんな「平成最後の」が合言葉のようになってしまい、「平成最後の舞台だ!」「平成最後の集合写真撮ろうよ」などとメモリアルが飛び交う日でした。
楽しい現場です。


時間がたっぷりあったのでしっかり稽古をしていたら、意外にすぐ開場時間になってしまいました。

楽屋で準備をしていたら、あれ?また何か直してるひとがいる…



なんと楽屋の椅子のネジを締めてまわっていました

船で下働きするファブリースのごとく、楽屋で下働きするうるおさん。頭が下がります。



小さなお客さまもたくさん入ってくれて、ちょっぴりドキドキしながら迎えた平成最後の公演。
こんなに小さな子たちもいて、最後までちゃんと見てもらえるかなあ…などという不安はどこへやら、始まったら最後まで、びっくりするくらいしっかり見てくれて、すごい集中力でした。

お見送りに出たら、本当にキラキラした顔で「来てよかったです」と声をかけてくださる方々…こちらこそ、観ていただけて良かったです!!と、嬉しくて泣きそうになりました。


初演から、旅公演も何シーズンかやってきて、たくさんの時間をココとして生きてきましたが、何度この作品をやっても、日々の兄妹の喧騒から森での出会いを経て、笑ったり泣いたり怒ったり、毎回すごく新鮮な気持ちであの大切な数日間を過ごします。

ずっとこんな日々が続けば良いと思う、宝物のような森での時間は、いつかは終わってしまう。
本当は大好きなお兄ちゃんやお姉ちゃんに、どんなに怒って拗ねて食って掛かっても、チューイさんは海の向こうへ行ってしまう。
毎回、何時間泣き喚いたって全然足りないくらいすごくすごく寂しいけど、でも、最後に一人で行った森で銀のロバを見つけた時、こみ上げてくる、心の底を揺さぶる驚きと嬉しさ、チューイさんが残してくれたこの気持ちは、何にも代え難いものだ、と思います。ココは世界一幸せだ、と思います。


ココがチューイさんからもらった大切な何かのように、私もお客さまに、ほんの少しでも何かを贈れていたら、とっても嬉しいなと思います。
少しでも何かを贈れるように、頑張っていきたいと思います。




このメンバーでの公演はこれで一区切り。
来年度はまた別のチームで『銀のロバ』を上演します。

また観たいです、と言ってくださる方々に、またどこかで観ていただけるように、そしてその時「また観て良かった!」と思っていただけるように、大切に磨きながら、物語の旅を続けていこうと思います。



ありがとうございました!!









おまけ

☆ロバの旅写真館☆



トラックのなかでも加湿に余念がない潤い王子



それを横目に眩しさを堪え切れずサングラスドライブするチビ





各地でお見送りもできました!
公演を観てもらいたてのお客さまのほやほやの表情を見せてもらえる大切な機会です。
たくさんの笑顔をありがとうございます!



作ってくださったポスター、かわいい!



楽屋で何でもかんでも片付ける自称『しまっちゃうおばさん』がパネルを抑えて「自分もしまわれる!」と悶えるの図



そんなマルセル、2代で足湯を嗜む



平成最後の集合写真撮影にみんなが集まるまで予行練習…格好良くきまるファブリースと何か間違えてるココ



妖気感じ過ぎちゃった











いつかどこかで、またお目にかかれますように…!



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