オペラ『銀のロバ』稽古場日誌(4月28日):熊谷みさと

『銀のロバ』チーム、新しく生まれ変わって稽古が始まりました!




今期のチューイさんは、北野さん!パスカールお兄ちゃんからチューイさんへの転身です。

マルセルは静香さん。フレッシュな香り漂うお姉ちゃんです。

ココは熊谷。兄姉妹の中でいちばん座歴が上の末っ子になってしまいました。…まあチビですからね!

パスカールは初演から一番多く『銀のロバ』に出ている金村くん。もはやベテランです。板に付いてます。

ファブリースは壹岐くん。背が高いので背中も広くてロバの役で背負ってくれる時安定感があります。


そんな初めての組み合わせのチームですので、しっかり稽古してゆかねばなりません!

ゴールデンウィーク中、素晴らしくみっちりと稽古です。ゴールデンとしか言いようがないくらいにきっかりと4月27日から5月6日までの稽古です!!



27日はまずセットを組んで、それから音楽稽古をしました。
萩さんの指導で、丁寧に最初から最後まで。
5人でバランスを取りながらアンサンブルをしていくのは難しいけど楽しいです。
しっかり楽譜を見ながら歌うと、また新しい発見があったりして、わくわくします。


そして28日からは演出の恵川さんに来ていただき、立ち稽古。
初日からビシバシです!
恵川さんは厳しいけど、ちゃんと引き上げようとしてくださっているのが伝わってくるので、やりがいがあります。
笑い声も溢れながら、背筋の伸びる思いで稽古をしました。


私は2013年の初演から、飯野さんとのダブルキャストでココ役を演じて来ましたが、私がココの時はいつも豊島理恵さんがマルセルでした。この作品の時は、いつも理恵さんが私を引っ張ってくれました。

そんなわけで今回は初めてのお姉ちゃんチェンジ!静香とのペアで、わたしもドキドキです。

静香はおっとりしているけど色々なことをちゃんと考えていて、周りの人のアドバイスをきちんと受け止める力があります。
今日だけでもたくさんのことを吸収してぐいぐい進化していたので、稽古を重ねてきっとどんどん素敵なマルセルになっていくと思います。
私もたくさん刺激をもらって、どんどんココとして進化していきたいです。
そして一緒にどんどん魅力的な姉妹になれるように頑張ります!!


6日までの一週間ちょっとの稽古でどんな風に変わるか、どんなチームになれるのか、わくわく楽しみに、みんなで精進していこうと思います。
よろしくお願いします!!




岡原真弓 出演!『未来への贈り物』(4月22日):荒井美樹

今日は岡原さんが出演する『未来への贈り物』の演奏会が品川区大井町にあるにある“きゅりあん”小ホールで行われました。
東アジアの平和を願う二人の作曲家、寺嶋陸也さんと金学権さんが企画された演奏会です。


開演を待ちわびる佐藤さんと伸さん♪

前半は、
《ほうすけとひよこ》谷川俊太郎/作詩 林光/作曲
林さんが、あるときプロコフィエフの『みにくいあひるの子』に刺激を受けて、「読み聞かせがそのまま楽譜になったような」曲として作曲されました。
黄緑色の綺麗なドレスの岡原さんとダンディな寺嶋さんが登場。ほうすけと村人たちのやりとりに他を理解する尊さを考えさせられます。

《こいぬのうんち》朗読とピアノのための音楽童話
クォン・ジョンセン/作品 寺嶋陸也/作曲
韓国ではよく知られている絵本、全部で11曲からなります。
岡原さんの語りと寺嶋さんのピアノで、こいぬのうんちとタンポポとの出会い、超越した世界に誘われました。


休憩時間、和やかに会話が弾みます!

後半は、
《アイヌの子守歌》寺嶋陸也/作曲
《望郷歌》《母へ》金学権/作曲
山田百子さんのヴァイオリンに寺嶋さんのピアノ
山田さんの誠実さが滲み出た演奏と寺嶋さんのピアノが合わさり、故郷や母を思う響きが会場を包みました。


山田百子さん、寺嶋さん、ばじさん♪

《フンブとノルブ》ピアノのための朝鮮昔話 金学権/作曲
18世紀朝鮮半島中南部で生まれた歌物語。
岡原さんの語りと寺嶋さんのピアノに金さんの壮大な曲が合わさり壮大、まるでオーケストラを聴いているような気持ちになりました。

座員もたくさん駆けつけました!!




故郷を大切に思う温かさが会場を包んでいました!

タング組 稽古場日誌(4月14日):沖まどか

新生『タング』の通し稽古を見ましたよっ!!

お家に携帯電話を忘れたまんま、大阪で休暇?を過ごしておりました沖まどかです。こんにちは☆
あっ大阪へは何をしに行ったかと申します
と、今度のGWにあります大阪WS の会場となる場所の片付けやらをしてまいりました٩(ˊᗜˋ*)و
私、助手をやらせていただくことになりまして、どんな日々になるのか楽しみです♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
そして大阪はまだ桜が綺麗に咲いておりまして、春を満喫です♡

綺麗だなっ(*´˘`*)♥
そして、六甲山で羽を伸ばしまくりっ!

気持ちよかったぁー!!


おっと脱線してしまいました。

稽古場最終日の通し稽古。。
まずは多恵さんからいただいた美味しいロールケーキで腹ごしらえ!

稽古場の近所のケーキ屋さん!
美味しいのです♡多恵さん、ありがとうございます!


さて、新生『タング』とても新鮮でした。
私は初めて前から茂さんや泉くんのステージを見ましたよ!そして、玲子さんと私ではない人と並んでいる!

新鮮です!

で、通し稽古の前に歩くうたの歩き方を一生懸命練習?しているあかねさん。





どんどん迫り来るあかね!
ひぃぃぃぃΣ(●ꉺ▱ꉺ●)

いやーこれ、ちょいと難しいんです。歩くの。
でも、一生懸命歩いた後にたどり着いたその場所から見渡す景色、空気。気持ちがいいんです( ¨̮ )なので。そのために一生懸命歩いていこうと思うのですっ(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
このチーム。とても4人それぞれの、いろんな《歩く》が見えて楽しかったヽ(*´∀`)ノ

タングは久しぶりに見た薫とあかねさんのコンビ芸が楽しく、タングと少年の物語もますます深まり、これがまた旅を重ねていくことで、さらにさらに深みが増していくと、どんなに楽しい美味しい作品になることかとワクワクしましたっ♡
これからこの作品に出逢う皆さま!
どうぞお楽しみにっ!



しっかりダメ出しを聞いて。
1ヶ月後の初日まで、しっかりあっためて、熟成して、揉んで、搾って、練り込んで。
さらに美味しい『タング+うたのステージ』になりますよーにっ☆

いってらっしゃい٩(๑^o^๑)۶

タング組 稽古場日誌(4月13日):大久保哲

大久保哲です!
今日はタングの稽古場を見学しました!


13時から振り付けの伊藤多恵さんと演出の大石さんによる、転換シーン中心のお稽古が始まりました!

そのすこーし前には、Aスタジオにてタング役の茂さんと少年役の泉さんが、前半の『うたのステージ』の曲目である「ます」を練習していました。
先日のうた会で僕も歌わせていただいたのですが、それを受けて茂さんに「一緒に歌おう!」と誘われ、男声3人で「ます」を唄いました!楽しかったなぁ。

13時を回り、お稽古開始!

タングの転換シーンは、主にクミンとナツメグ(女声コロス)の二人によって、歌い踊るように進んでいきます。
もはや転換にあらず、ショーなのです!
その転換ショーをよりスパイシーにするために、多恵さんのホットな指導が入ります。



そして演出の大石さんも、積極的に立ちあがり熱い指導をしております。



テーブルクロスも演出家自ら直します。



そのテーブルクロスを取り去るクミンさんこと薫さんの、テーブルクロス引き?もお見事!

一方ナツメグさんことあかねさんは、転換する道具の動かし方を大幅に変更!
多恵さんのホットな指導に応えるように、大奮闘しておられました。
その結果、楽しくも優雅な動きに大変身!
その奮闘っぷりや、優雅さを収めた写真がないのですが……なんと、大阪・和歌山にて一般公演がございます!
優雅でスピーディーな転換の様子は、是非そちらの公演にてご覧ください!

熱いお稽古を続けているうちに、舞台装置の不調を発見しました。



すると、このタングの照明プランナーである佐藤さんがすかさず立ちあがり、迅速に直してくださいました!
往年の経験からどんなトラブルも解決してしまう、ベテランのかっこよさを目の当たりにしました。

舞台装置も直って準備万端、17時から通し稽古開始です!
前半の「うたのステージ」から「タング」まで、ノンストップで通していきます。
その様子を収めた写真をご覧ください。









うたのステージより。それぞれのソロの時の写真を集めました。
四者四様に輝きを放っていて、とても素敵です!



うたのステージ「My favorite Tom-Tom」の様子です。
ピアニストの井口さんも参戦し、5人で難しいリズムを叩き、歌い、舞います!








タングより。前半のうたのステージにて楽しく歌い上げたのも束の間、あっという間に着替え、装置を立て、タングの世界を展開していきます。




「ベロベロベロデリーシャース!!」

タングが少年に魔法を掛ける瞬間を捉えました。
この魔法が、物語のカギとなります……!


今回のツアーは、初演のAチームとBチームの組み合わさった、初のミックスチームでの公演です!
また、うたのステージの曲目も初演から変更されており、見どころ満載です!
なにより、オペラとコンサート(うたのステージ)が一度に見られる大変お得な公演です!



初演を見てくださった方も、まだタングを見たことがないという方も、どうぞ大阪・和歌山の一般公演へと足をお運びくださいませ!



☆おまけ☆



すっぴんタング、茂さんの満面の笑み♪

タング組 稽古場日誌(4月11日):高岡由季

タング春の旅の一部の日程で、裏スタッフとして参加させていただきます高岡由季です!

タングのスタッフに就くのは、初演以来!
そして初演のときとはソングのステージもタング本編も少しずつ違っているので、とても楽しく稽古をみさせていただいております♪

今日は振付の多恵さんがいらっしゃる日です。
ソングのステージをみていただきました。

「ます」(曲名です)。



ただ4人並んで歌うだけではありません。
歌が100倍楽しく聴けるように、小さな動き、表情などにも工夫がいっぱいなのです!





こちら、「うんこ」(曲名です)を歌う泉に指導をする多恵さん。後方のあかねさんも気になります。

萩さんの書いた超難曲「My favorite Tom-Tom」があります。



叩くだけでも難しいのに振付も容赦ありません!

「歩くうた」、舞台上を4人がパズルのように歩きまわります。



これらを含む計10曲のソングのステージです。
どのソングも、観ていて聴いていてワクワクするのです♪
この稽古で更に磨きがかかり、楽しいソングのステージになることでしょう!

タング組 稽古場日誌(4月9日):吉田進也

はじめまして、今年度から入座しました吉田進也です!あだ名は「だし」です!
こうして座日記を書かせて頂くのは初めてです。どうぞよろしくお願いします!

さてこんにゃく座では、うた会が終わるとすぐに旅公演の稽古が始まります。
4月9日はオペラ『タングーまほうをかけられた舌ー+うたのステージ』の稽古初日でした。
今回僕はステージの舞台セットを作る隊として初参加します。



あっこれはタングの舞台セット。
これからこのセットを組み立てて行くんですね。



なにやら金具が出てきましたが、これは……?



なるほど!パネルを立てるための足にするんですね!



泉さん、カーテンの保護カバーになにやら書いております。



「こうして書いておけば、保護カバーを戻す時にカバーの向きとかクリップの位置で迷わないから便利なんだよ」

なるほど、仕込む時から戻しやすいように工夫しておくのですね!



おや?仕込み図になにやら手書きのメモを発見です。

「だしー!そこに書いてある数だけビニールテープ切っておいてー!」

あ!はーい!ハサミお借りしまーす!



できました!
これはバミリですね。これを床にはって舞台セットを置く位置の目印にします。



このようにペタペタペタと貼っていきます。バミリに長短がありましたがちゃんと用途があるんですね



そしてここにもペタ…

……おや、もしかしてこれは。



カレーレストラン!!グッタン!!のおじさん!!

「はーいそれでは仕込みが出来たので、これから休憩してそのあと音楽稽古しましょうー」

はーい、おつかれさまでした!


というわけで、今シーズンのタングが始動しました!
5、6月に九州を中心にお届けいたします、また大阪、和歌山での一般公演もございます。どうぞお楽しみに!

春のうた会2019(4月7日):壹岐隆邦

今年もやってきました!

おとといのコンサートに続き、今日も"うたびより"!

春のうた会、2019のスタートです。



今年もトップバッターは大久保哲

アクロバティックな登場で客席を湧かせ、『ます』『青いカナリア』『わかれ』を歌いました


今年もバラエティに富んだプログラムが並びます。
とても全部は紹介できないので、ちょっとだけ。


飯野薫髙野うるお『デュエット』(オペラ「変身」より)


花島春枝『わたしは咳』


『わたしは咳』は今年の一番流行り。
泉篤史豊島理恵と3人が歌いましたが、「ここまで違うか」というくらい印象が違って面白かったです


第1部の最後は金村慎太郎沖まどか小林ゆず子泉篤史4人のユニット《しまぁゆ》

『花冷え』『柱時計』(混声合唱のための「祝魂歌」~今日は死ぬのにもってこいの日 より)を、今年も澄んだ響きで聴かせてくれました



第二部は、方々から「イロモノ揃い」との声が……

まずは、今年度入座の新人、吉田進也による『舟唄』

愛称は「ダシ」です。どうぞよろしくお願いします!(由来はどうぞ本人に直接聞いてください)

つづいて『筑波山麓合唱団』というリズミカルで楽しい合唱

富山直人髙野うるお島田大翼沢井栄次による《宿河原7丁目グリークラブ》の演奏でした。ゲストにカエルも登場

今回のピアニストのひとり、五味貴秋さん

指揮も披露してくれました


ここで今回のピアニストをご紹介!


関直子さん


湯田亜希さん


そして我らが代表、萩京子

長丁場かつ色々な無茶振り(?)のある"うた会"、いつも本当にありがとうございます。


ギター1本でドニゼッティの『なんて素敵な夜』(オペラ「ドン・パスクワーレ」より)を原語で歌い上げたのは、

マロさんこと沢井栄次。客席に乱入です

こちらもギター演奏の島田大翼

『ものがたり』

ものがたり仕立ての『流れる水と岩の歌』も披露しました

島田大翼北野雄一郎

恒例の《ミュージカル部》
メンバーは豊島理恵彦坂仁美西田玲子沖まどか熊谷みさと飯野薫大久保哲白石静香

『コーラスラインメドレー』を、今年も楽しい演出で第2部のトリを飾りました


この時点で18時。開演から3時間が経過しました。
2回目の休憩です。

お客様のひとりが、座員を覚えるために、とプログラムに似顔絵つきのメモを取って見てくださっていました


とっても嬉しかったので、写真を撮らせていただきました。ありがとうございます!

(そうそう、今年からご覧のようにプログラムも大きくなり、見やすくなりました!)



第3部のはじまりは、そのプログラムを作成した大石哲史による『うたかたのジャズ』

つづいて『美しい五月』『ユリのさかずきに』『はれた夏の朝』(「詩人の恋」より)と客席を魅了しました

鈴木あかねの力強い『人食いパープル』『カマウ岬』(「コングーズベリー村では…」より)


《グランドオペラ部》沢井栄次大石哲史西田玲子小田藍乃)は、

オペラ「リゴレット」の中の四重唱を熱唱


怪しい人が登場して、『ハナコ症候群』を歌ったら、

3人に増殖しました

鈴木裕加花島春枝彦坂仁美『ハナコニ掴マルヨハナコカラニゲロ』『河を流れているような』


さいごはオールスターキャストで!

まずは萩さんが去年作曲した合唱曲『ひとの歯のバラード』『嘘のバラード』『ひつようなもののバラード』(長田弘の詩による五つの混声合唱曲「おおきな木」より)
楽しくて、やさしい色のこの曲集は、来月にはカワイ出版から出版されるそうです!

そして、今年のヒカル忌で東京混声合唱団が歌った『まりと殿様』に、こんにゃく座も挑戦しました



こうして2019年の"うた会"もたくさんのお客様にお越しいただき、終演。
終わったのは19時30分。これでも予定より早く終わりましたのです。

終演後はささっとスペースを作って、交流会


今年も座員手作りの料理から、東田さんの手料理、お客様からのたくさんの差し入れが並びました



身も心も満足満腹で今年度はじめのコンサートも無事に終えることができました。
本当にありがとうございました!
え、行かれなかったから物足りないって?
最後にどどんと載せられなかった写真を連ねましょう。どうぞご賞味(ご笑味?)くださいませ。