おぐり組 メンバー紹介 2019年6月ツアー

2019年の『おぐりとてるて』メンバー紹介です!今回は劇中に登場する「餓鬼阿弥陀仏(がきあみだぶつ)」に因みまして、それぞれ「楽器(がっき)」について語ってもらいました!写真のほうも「何か持って」と言ったわけでもないのにそれぞれ好きなものを持ってくれたり別に持たなかったりする愉快なメンバーです!お楽しみください☆

**********

こんにゃく座 おぐりとてるて 大石哲史
【閻魔大王 他/大石哲史

やはり、今となってはピアノが一番好きなんだなあ、と思ってしまう。あんなに嫌いだったのに。
中学の時、ギターを弾き始めていました。弾き語りで、🎵まちのどこかに~~~ 淋しがり屋がひとーり や、🎵愛あなたとふーたり~~を、二階で悦に入って奏でていると、階下から恐ろしく下手なピアノの音が聞こえてきた。姉貴だ。しかもお決まりのエリーゼのために、だ。どのようにへただったかは、想像におまかせしますが、その音がすると、ギターかついで、隣の寺の境内へ逃げ込んだものでした。
なのに、あんなに嫌いだったピアノを弾かなくてはならなくなりました。京都芸大の声楽科の受験には、ピアノソナタを弾く、という項目があったのです。高校二年の夏休みから始めたピアノは兎に角がむしゃらでした。三時間くらい
毎日、このやろう、このやろう、といいながら好きじゃない音と格闘し、ベートーベンの、かっこう、というソナタをなんとか弾けるようになったんですが、音が嫌いはそのまま残ってたんです。音大で同級生と、シューベルトやシューマンのリートの伴奏を、引き合いしている時、突然、オレこの音好きだ、と思ったのです。弾き始めて二年かかりました。

こんにゃく座 おぐりとてるて 髙野うるお
【三郎 他/髙野うるお

初めて習った楽器はオルガンでした。小学2年ぐらいだった気がします。
オルガンといってもリードオルガンで、スイッチを入れるとブアーっと空気を送るファンの音がして、鍵盤を叩くとプーっとハーモニカのような音のする楽器です。今で言ったら電子ピアノのような感覚でしょうか。
(よくコマーシャルをしている方ではないほうの)楽器メーカーがやっている、〇〇○音楽教室で、鹿だかなんだかのイラストが入った可愛らしいトートバッグに大きな楽譜を入れ、どこかの幼稚園の教室で、数人の子供達と一緒にフガフガと弾いていたのを思い出します。
簡単な曲を両手で少し弾けるようになる頃卒業でした。
その後ピアノを習いたくなり、個人の先生のところに通いましたが、かなりのスパルタで、怖くなってやめてしまいました。

こんにゃく座 おぐりとてるて 彦坂仁美
【千手観音 他/彦坂仁美

大学3年の時、オーケストラの授業で中高吹いていたフルートを吹いていたのですが、4年になったらオーボエが1人しかいなくなってしまい、「これでは困るわ〜 あっ、あなたオーボエにいきなさいよ、声がオーボエみたいだからきっと上手くなるわよ」とフルートの先生に言われてその場でオーボエを吹くことになってしまった。
ロングトーンの練習をした後に歌を歌うと支えが安定してなんとなくいい感じに歌えるような気がして毎日良く練習してたな〜
ずっとずっと昔の話です

こんにゃく座 おぐりとてるて 富山直人
【宿屋の主人 他/富山直人

中学生の時。
担任の先生が吹奏楽部の顧問で、猛烈に誘われたので、一年間だけ吹奏楽部に所属していました。
『とみやま君はユーフォーがええで』
と先生。
ユーフォー?
手を合わせて見つめるだけで、何も知らない私はユーフォニウムの担当になりました。
マウスピースを鳴らす練習とピカールで楽器を磨き続ける毎日。
唇がしびれてきた頃、やっと音が出るようになり、文化祭でスペクトラムの『サンライズ』(スタン・ハンセンのテーマです)をちょっとだけ演奏しました。
他の曲は、『キミは吹いてるマネだけしとったらええ』との指導を忠実に実行しました。

今はユーフォーは全然吹けませんが、パイプを見ると、とりあえず口につけて吹いてみる、という変な癖があります。

こんにゃく座 おぐりとてるて 山本伸子
【視る目とうせん 他/山本伸子

小学生の高学年のとき、放課後に音楽の先生に呼ばれて行ってみると…そこには小太鼓と大太鼓がひとつづつ。ピアノに合わせて校歌の大太鼓を叩く任命を受けました。
それからは学校行事があるたび、前に出てドンドン。
卒業式には蛍の光にあわせてティンパニも叩くことに。一丁前にトレモロなんかしちゃったりして「さざれ~石の~」のところを盛り上げたりしてました。
別の機会には木琴を叩いたり…
このまま打楽器に目覚めるのかと思いきや、ぷっつり縁は切れ、中学ではがっつり運動部、高校・大学では声楽という自分自身が楽器になっておりました。
おぐりには打楽器が沢山使われており、密かにいろいろな音を楽しんでます。

こんにゃく座 おぐりとてるて 花島春枝
【大蛇 他/花島春枝

ミーハーなので、『宗次郎』が流行った時はオカリナ、買いました。『レピッシュ』が好きだった高校生の時は、トランペット。これはモノにならなかった…。こんにゃく座のオペラ『ゴーゴリのハナ』でも吹きましたが、酷かった…。『たま』のファンになり、フラットマンドリンに憧れたが、何故か体格の良さを買われて、コントラバスを四年間弾きました!リュート歌曲にもハマりましたが、リュートは中古楽器で20万円して実現せず。今はお部屋にトランペットと友人手作りのウクレレがあります。大して弾けませんが。てへへ。

こんにゃく座 おぐりとてるて 鈴木裕加
【照手姫/鈴木裕加

中学生の時、ブラスバンド部のお手伝いをした。
「叩き物だから」と言われ引き受けたが、割り当てられた楽器は木琴と鉄琴だった。
叩き物といっても音程のある楽器じゃないか!
私は苦労した。
必死に叩いていると、更なる難関がやってきた。
「指揮を見るように!」
もう二度とやらないと心に誓っていたら
シンバルまでついてきた。

何でもテキトーに引き受けると大変な目に遭うと学んだ。

こんにゃく座 おぐりとてるて 沢井栄次
【後藤左衛門 他/沢井栄次

よくぞ来たこのお題。
僕の宝物のひとつ、AKAI製のEWIというウインドシンセをご紹介しましょう。
鍵盤楽器であるシンセサイザーの音を息の量に応じてボリュームと音色が変化する管楽器として出来ないかというのが出発点でした。
ナイル・スタイナーが1970年代に作った木管楽器型シンセサイザー、スタイナーホーンに人気が集まりましたがハンドメイドな為量産できず。AKAIがライセンスを買い取り量産化した初号機がEWI1000です。
マイケル・ブレッカーのほかT-SQUAREが用いてF1レースのテーマ「TRUTH」でいっきにメジャー化しました。
音源はアナログシンセ音源で(現行機種EWI4000SはDSPによるアナログモデリング音源)音源の心臓部VCOにはサイン波、三角波、ノコギリ波から選び、VCFのフィルターで音色を作り、息の量に応じてアタックにクセをつけるなどヒューマンな奏法に貢献。息の量に応じて息圧センサーが反応。その情報をVCAに送りリアルタイムにボリューム変化します。
ピアノと同じ8オクターブの音域を持ちアナログシンセ特有の分厚い音で低音から高音まで出します。
オクターブキーの下にはベンドキーも装備。
アナログシンセゆえに電源を入れて30分くらいするとコンデンサーが温まってきて音程が上ずるためにその都度チューニングコントロールボタンを押してチューニングしなくてはいけないところがなかなかかわいいところです。
現行機種EWI5000ではマルチサンプリング音源を搭載し生楽器をシュミレートした音色が用意されています。

わかったかな?

こんにゃく座 おぐりとてるて 北野雄一郎
【小栗の家来 他/北野雄一郎

僕はあまり楽器に関わって来なかったなーと、思うのです。小学校でやった「リコーダー」「鍵盤ハーモニカ」「ハーモニカ」「カスタネット」、学生の頃に憧れだけで終わった「アコースティックギター」。こんにゃく座に入ってからはいろんな楽器を触りましたが、そんなに楽器の思い出がないのです。でも、一つ覚えているのが、小さい頃、地域の合奏会みたいなところでシンバルをやらせてもらった時、シンバルを運んでいる最中に、坂になった砂利道でシンバルを落としてしまい、コロコロと転がっていったのを覚えています。

こんにゃく座 おぐりとてるて 島田大翼
【小栗判官/島田大翼

父がバンドをやってまして、中一の最後、3月31日に初めてドラムを叩かせてもらいました。楽しい!と思って、それから将来の夢がドラマーになりました。高校入学と同時に祖母がYOSHIKIモデルのドラムセットを買ってくれて、高校のあいだ夢中で叩きましたが、紆余曲折あってオペラ歌手になってしまいました。今もちょいちょい打楽器を演奏する機会があるので、その都度実家からシンバルだけを送ってもらったりパーツを持って来たりと少しずつドラムセットが宿河原に移動してきています。あと何年かしたらこんにゃく座のスタジオから紅KURENAIが聞こえるようになるかも、そしたらごめんなさい

こんにゃく座 おぐりとてるて 西田玲子
【舞台部/西田玲子

西田家では水泳とピアノは必須でした。水泳はどこで溺れても泳いで帰れるように、ピアノは将来世界が広がるからだという理由でした。ふうむ。
というわけで私がはじめて習った楽器はピアノ。とにかくバイエル終了までやれと言われてやりました。
あのときはサボってばかりだったけど今や思いもよらぬ、こんにゃく座。
うん、確かに世界が広がったのかも。

こんにゃく座 おぐりとてるて 吉田進也
【舞台部/吉田進也

僕は高校生の頃マンドリン部という部活に入ってました。「マンドリン」ってなんだろう?って方、多いと思います。僕も高校生のときマンドリンが何かもよく分からないまま、他にやりたい部活もないのでノリで入ってしまいました。……あれから15年、あのとき何となく始めたマンドリン、いまでもたまにテロテロと弾いています。良き相棒です。

こんにゃく座 おぐりとてるて 林田和之
【サクソフォン/林田和之】

サクソフォンの林田です。今回は楽器にまつわるお話を、と言う事で!
小学校一年生の時に、いやいやピアノを始め(させられ)ました。歳の離れた従姉がちょうどピアノの先生を始めたタイミングでした。
どう考えても両手で別の事を弾くなんて無理だ!と早々にあきらめ、ピアノのレッスンの前は隠れるように遊びに逃げました。
小学校高学年になる頃、幼なじみのお兄さんが中学校の吹奏楽に入り、サクソフォンを始められました。中学校入学と共に、このお兄さんに誘われるがまま私もサクソフォンを始めました。
楽器にどハマりしてしまい、職業にも選び現在に至りますが、数えてみると新しいのから古いのまでサクソフォン19本、クラリネット1本を所有しています。

道具は男のロマンだ!
楽器は男のロマンだ!!



反省。m(_ _)m

こんにゃく座 おぐりとてるて 石崎陽子
【打楽器/石崎陽子】

私は幼少からお稽古事のひとつとしてピアノを習い始め、中学に入ると吹奏楽部でフルートを担当しました。
その後、音楽高校に入る為に打楽器を個人レッスンで習い、今に至ります。
数え切れないほど種類が多い打楽器のほんの一部しか演奏した事がなく、まだまだ未知の領域ですが、他の楽器を演奏するとしたらフルートをまた習いたいですね。

こんにゃく座 おぐりとてるて 榊原紀保子
【ピアノ/榊原紀保子】

小学生の時ビッグバンドのクラブに入っていたので2年間アルトサックスを吹いていました。
その後は他の楽器に触れる事なくピアノ一筋。そして最近こんにゃく座の5人のピアニストの演奏会でパーカッションに触れる機会を頂きました。ずっと憧れ続けているのは弦楽器。純正律の響き、長い音符の保ち方、琴線に触れる咽び泣くような音色などなど憧れだらけです。いつだか親に『どうしてピアノじゃなくて弦楽器やらせてくれなかったの!?』と聞いたらあっさり一言『楽器にお金かかるから』と言われました。チーン。

『おぐりとてるて』2019、以上のメンバーでお送りします!

編集:島田大翼

0 件のコメント: