森組 in 神奈川県相模原市『くぬぎ台小学校』(11月16日):土居麦

みなさまこんにちは。
座日記を書きに旅についていく制作、土居麦です。
昨年のタングツアーに懲りず、今年は森のツアーに混ぜてもらっています。

今日訪れたのは小田急線「東林間」駅からほど近くのくぬぎ台小学校。
子どもたちが描いたドングリのイラスト入りウェルカムボードを用意して下さっていました。
学校の周りは今は整然と道路が巡らされていますが、きっと昔は、このあたりは木漏れ日の心地よい林だったはず。
この時期はたくさんのドングリが、落ち葉のあいだから一番を競い合っていたのでしょうね。

さてさてこのツアーの僕の役割は肩書通りの「制作」。
今日一日の流れをスムーズに進められるよう、受け入れて下さる学校の先生方と準備をする係です。
幕開きのカラスの「カァ〜」という一声は、密かに一人、役割を9割がた終えた合図。上演中は子どもたちの反応を間近に一緒に楽しく舞台を観ています。
演出部の一端を任され、出番(実際出ないのですが…)を待ったタングとは心拍数が違います。

それでもその安寧の心持ちにたどりつくまでの仕込みの時間は、日々緊張しながらやや重心高く臨んでいます。
というのも今回は、通常のメンバーにプラスで同行しているので、お茶場の準備は、何ごとにもきめ細やかなちゃみさんに任せておけば安心。僕は慣れない舞台部の仕事をお手伝いしているのです。

細やかさ…と言えば、仕込みのあいだ、へぇ〜、みんなこんなことしてるんだ!と気づいてしまいました。

マツユキソウの仕掛けを微調整し修復する壹岐くん。
すこ〜しのズレでうまくいかなくなるんですって。
この舞台セットにお世話になるのも残り10ステージほど、最後までうまくいきますように!

バミリテープに重ねて蓄光テープを貼る進也くん。
めっちゃ細いこの目印、あるのとないのと大違い!(…らしい。本番の暗さで見てみたい。)

こんなテープもありました。いたずら書きではないのです。
茶色味の床に黄色のバミリを目立たせるため、哲くんが細やかかつ大胆にペンを走らせてくれていました。

今日のピアノは体育館界では少数派のアップライトピアノ。
音を少しでも前に出すために体育倉庫の卓球台を借り、舞台監督・久寿田さんが位置決め。
いろいろな動線との絡みもあり、だいたいこのあたり…では許されない!

そのピアノの鍵盤をひとつひとつ丁寧に拭いてゆく茉奈さん。
ホコリを払い、消毒も兼ね、ピアニストさんへの心配りと同時に、学校にも安心をお届けしています。

今日から合流のあかり組・曽根さん。久しぶりにツアーに同行して下さいました。
期間が空いてもぶっつけの本番で照明操作ってできるものなの?!とまず驚きなのですが、それも納得。
細かく書かれたキューシート(照明の進行表)を丹念にチェックされています。

この他にも僕の目の届いていない照明部や楽屋部も、細やかな確認や作業を重ねて日々の舞台に臨んでいるのでしょうね。
一緒に仕事をして気づくことってたくさんあります。
同行期間はあと数日、細やかな発見をこの先も楽しんでいきます!!

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