オペラ『あん』劇場日誌(2月7日):田上ナナ子



オペラ『あん』、本日劇場入りです。

俳優座劇場は、2020年9月公演オペラ『末摘花』以来です。
あれから1年5カ月。波はあるものの、コロナによる心配・不安が常につきまとう日々です。このところの状況では、「舞台公演が予定どおりおこなえる」のは、奇跡のような気もしてしまいますが、オペラを生業とするわたしたちにとっては、これが日常のあるべき姿なのです。わたしたちの公演は、誰かがおぜん立てしてくれるわけでもなく、どこかから降ってくるわけでもない、自分たちで形作っていかなければならない、という思いを改めて強くします。

さて、今回劇場ロビーでは、公演パンフレット兼機関誌「おぺら小屋」やこんにゃく座創立50周年記念誌、コットンバッグなど、品数を絞って販売します。
そのなかで、本公演のスペシャルがこちら。





ハンセン病回復者の方が生活している国立療養所多磨全生園の売店でも売られている“ぜんざい”「旅する小豆たち」(ドリアン助川さん命名)500円です!
オペラ『あん』。見たらきっと「おいしいあずき」が食べたくなるはず! ご自宅でオペラのことを思い出しながらお召し上がりください。

2/10(木)から20(日)まで、上演時間は1時間55分を予定しています。
劇場で、お待ちしています!


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