うたのワークショップ in さいたまゴールド・シアター(8月17日):岡原真弓

個人的に頼まれて、さいたまゴールド・シアターカンパニーの皆さんにワークショップをやりに伺いました。ピアニストとして入江茉奈に手伝ってもらいました。

参加者は30人程のシニアの方々。シニアはキラリで慣れていますが、何せ蜷川幸雄の息のかかった強者、少しドキドキでした。

でも、あえてテキストはピノッキオ!

皆さんさすが芝居を嗜好してる方々なので、台詞がはっきり言える!音やリズムが難しい!と叫びながら、凄く歌って下さいました。

ピノッキオが誕生して、おじいさんが名前をつけるところ~テーマソングのピンピンピンへの流れです。最近、私はこのテキストで色々な対象でワークショップをやっていて、何処でも大成功なんです。

このピノッキオ誕生の場面は、言葉のやりとりが歌になっている1番シンプルな場面。そして、テーマソングのピンピンピンは、伊藤多恵さんの演出を真似して「1音符1踊り!」という感じで沢山動いてもらいます。

ピンピンピン足あげてピン 
ノンノン呑気に行こう 
キキキキ気まぐれさ 
オッと危ない気を付けろ 
ピンピンピンピン 
ノンノンノーン 
キキキキ 
オッと 
ピ・ノ・ッキオ! 

駄洒落なんです!

これは山元清多さんの台本です。元さんは本当に素敵な人でした。
 「嘘をついて罰するってどうよ?」とか言って、座のピノッキオは鼻が伸びません。 
「人間になったからってどれだけのもんよ?」とか言って 「いいんだぼく、わかったんだ、ぼく、ピノッキオ、木の人形だ。木の人形でも強くなれた、逞しく優しくなれたんだ。人間の子供になれなくても幸せになれるんだ。人間の子供になれなくても元気で生きて行けるんだ!」と言う結末なんです。今更ながら、凄いメッセージだなあと感動。

そして、萩さんの作曲が子供から大人まであらゆる人の心を掴みます。
と言う事でゴールドの皆さんも、最後めちゃめちゃ盛り上がって、演技は童心が、大切!ピノッキオから始まる!とまでおっしゃって、ピンピンピンと、口ずさんで帰って行かれました。

ワークショップ中は忙しくて写真とれませんでしたので作って下さった楽譜と、公民館の隣の神社の大木の下で岡原と茉奈。 親子だあ。

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