参加者は30人程のシニアの方々。シニアはキラリで慣れていますが、何せ蜷川幸雄の息のかかった強者、少しドキドキでした。
でも、あえてテキストはピノッキオ!
皆さんさすが芝居を嗜好してる方々なので、台詞がはっきり言える!音やリズムが難しい!と叫びながら、凄く歌って下さいました。
ピノッキオが誕生して、おじいさんが名前をつけるところ~テーマソングのピンピンピンへの流れです。最近、私はこのテキストで色々な対象でワークショップをやっていて、何処でも大成功なんです。
このピノッキオ誕生の場面は、言葉のやりとりが歌になっている1番シンプルな場面。そして、テーマソングのピンピンピンは、伊藤多恵さんの演出を真似して「1音符1踊り!」という感じで沢山動いてもらいます。
ピンピンピン足あげてピン
ノンノン呑気に行こう
キキキキ気まぐれさ
オッと危ない気を付けろ
ピンピンピンピン
ノンノンノーン
キキキキ
オッと
ピ・ノ・ッキオ!
駄洒落なんです!
これは山元清多さんの台本です。元さんは本当に素敵な人でした。
「嘘をついて罰するってどうよ?」とか言って、座のピノッキオは鼻が伸びません。
「人間になったからってどれだけのもんよ?」とか言って
「いいんだぼく、わかったんだ、ぼく、ピノッキオ、木の人形だ。木の人形でも強くなれた、逞しく優しくなれたんだ。人間の子供になれなくても幸せになれるんだ。人間の子供になれなくても元気で生きて行けるんだ!」と言う結末なんです。今更ながら、凄いメッセージだなあと感動。
そして、萩さんの作曲が子供から大人まであらゆる人の心を掴みます。
と言う事でゴールドの皆さんも、最後めちゃめちゃ盛り上がって、演技は童心が、大切!ピノッキオから始まる!とまでおっしゃって、ピンピンピンと、口ずさんで帰って行かれました。
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