

向かう先は東京の中でも名だたるホールの一つ、サントリーホール。その小ホール「ブルーローズ」にて、岡原さんの還暦コンサートが盛大に行われます。
ホールの楽屋口に到着すると、続々とメンバーが集まってきます。
制作担当の田上さん、裏方の入江さん、本日の主役、岡原さん、舞台監督の八木さん。そして舞台に飾るお花を生けてくれるお花屋さん、録音・録画業者の方も現地入り。

僕がいつも感じていることなのですが、岡原さんは赤がよく似合います。情熱の色ですし、みんなへの思いも熱い。岡原さんにピッタリですね。
時間になりホールが開き、搬入開始。仕込みが始まります。
サントリーホール「ブルーローズ」は、とても上品なホール。

ちなみに、ブルーローズというホールの名前の由来は、元々不可能の代名詞とされてきたが、サントリーが技術によって「青いバラ」を生み出しました。そこから、このホールに立つアーティストの方々に不可能を可能にするような、新たな挑戦の舞台として使ってもらいたい、という思いを込めてこの名前になったそうです。

飾られているといえば、ホールの舞台上も華やかに飾られていました。


華道の専門の方が丁寧に生けてくださいました。素敵!
舞台裏のセッティングもどんどん進みます。
そして、岡原さんが舞台に上がり、お稽古スタート。
大石さんからソングの歌い方、そして振り付けの伊藤多恵さんから所作の最終アドバイスを受ける岡原さん。




いよいよ開演直前。

裏方のメンバーはホールのスタッフさんと最終打ち合わせ。


この日は隣の大ホールでもオーケストラのコンサートが予定されていました。でもそちらのお客様にまったくヒケを取らない我らが岡原さんのお客様!!
そしていよいよ本番。





プログラムは全て萩さんの作曲、そしてその作曲者ご本人がピアニストという贅沢なソングコンサートでした。一番初めは「ひびかせうた」から始まり、岡原さんの体の九割を作っているという(萩さん談)『恋』のソング、等身大の岡原さんが垣間見えるソング、ブレヒトのソング、萩さん最新作のソング、女性の詩人の詩による、女性の強さや魅力、社会に対する怒りを歌ったソング…などなど。岡原さんが紡ぎ出すソングの一曲一曲が、それぞれ違った色で光り輝く宝石のように魅力的で、心にずんと届くような聴き応えがあって。客席は岡原さんに惹きつけられっぱなしでした。そして曲間に挟まる岡原さんのトーク。これまたお客さんの心を鷲掴み!次に歌うソングを選んだ経緯や自分の生い立ちのことを笑いと見事に織り交ぜながら語る岡原さんには脱帽です。あんな風におしゃべりできたらなあ、と憧れてしまいます。最後の最後には「ぼくたちのオペラハウス」で締めくくり。
観終わったお客様が皆さん朗らかな笑顔で帰っていくのを見送りながら、ああ、改めて本当に素敵なコンサートだったなあと感じたのでした。
岡原さん、ピアニストの萩さん、本当にお疲れ様でした!!
3 件のコメント:
名古屋もとても素敵でしたよ〜。
歌というより、言葉がそのまま心に入ってくるようでした。
途中
途中
(表示されなくなったと思ってやめたら、入ってましたね😅)途中で岡原さんが1970年代と言おうとして1700年と言いましたが、あれはウケ狙いだったのでしようか?
名古屋からコメントありがとうございます。
あれは狙ったのではなく、いい間違えただけです。これでも、きっと緊張してたんです‼️
本当にご来場ありがとうございました。
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