タイトルは「うたわずにおれない 冬木理森コンサート!」


この「うたわずにおれない」というフレーズは、まど・みちおさんの書籍『いわずにおれない』をオマージュして名付けたようです。
それでは写真で振り返りましょう!
【Ⅰ部 うたのステージ】

舞台セットはこんな感じ。
この記事を書いている吉田は舞台セットを見ると「あれ、後半で動いたりするのかなあ」とか色々ワクワクしてしまう人間なのですが、そういう意味でとても楽しそうなセットですよね。何が起きるのかワクワクする、冬木くんの遊び心、悪戯心がとても感じられます。

冬木くんの衣装は特注!和田繭子さんがイラストを描いてくださいました。
植物モチーフでなんだか夏らしいデザインですね。



『木のグリーンによせる朝の挨拶』

『とおみのうた』を作詩作曲した谷森駿さん(港大尋さんの別名義)とはよくお会いするそうで、谷森さんトークをしていただきました。それにしても笠村さんも夏っぽい衣装ですね。


・ひとつ
・そして
・なまえ
・みどり
・とおみ
3曲目の「なまえ」の笠村さんのサクソフォンとの熱烈なセッションは、とても過激で印象深かった。このコンサート全体でも1・2を争うほどの名場面でしたね。
【第Ⅱ部 オペラ『月の民』ダイジェスト】



この仮面、Ⅰ部で冬木くんの衣装ペイントを描いた和田さんの作品です。
Ⅱ部に出てくる様々な仮面はすべて和田さんが手がけたそう。



冬木くんは小道具大好き。
記事を書いている吉田、実は冬木くんと大学の同期だったのですが、当時からユニークで美的感覚が素敵な人だったよなあと、今回の小道具たちを見て思い出しておりました。


和田さんの作品。
とにかくインパクトのある仮面。

これも和田さんの作品。
弥生の仮面は休憩明けからずっと舞台後ろの暗がりに(お客さんからあえて見えるように)セットされていて、不気味さと、神秘さを放っていました。

この衣装、メキシカンポンチョだよね?と冬木くんに聞いたら「地図屋の衣装に悩んでいて色々検索していたらこれが出てきて、これだ!もう地図を着ちゃえばいいじゃん!ってアイデアになった」と言っておりました。



とにかくお祭り騒ぎ。
このシーンで、後ろにあった幕が上空へと飛んでいってしまい、楽士さんの上方に吊ってあった電飾も楽しげにピカピカ光っておりました。楽士さんたちに混じって冬木くんも得意のクラリネットを奏でます。


上空に飛んでいた幕が、無音で、スローモーションのように落ちてくる。
それだけなのに、街の崩壊を抽象的に、とても印象深く作り上げていました。




こうして静かにオペラが幕を閉じました。

当日は満席!ご来場いただきありがとうございました🙇
〜おまけ〜
スタッフの方をパシャリ📷

舞台全般の総監督。冬木くんが「こういう舞台装置の仕掛けにしたい」とアイデアを出したら、それを具体的に作ってしまうすごい方。そして本番中も、弥生様が飛び上がっていったり、街が崩壊していったり……吊りもの表現もお手のもの。

『月の民』の幻想的な世界観は照明なしには完成しません。その創造主。
なにより、あの月。当日ご覧になった方も印象に残ったと思いますが、あれ(少し絵は描いてあるけれど)ただのまるい板なんですよ。そのただの板に佐藤さんの照明が当たったとき、存在感を放つ煌々とした月になるのです。感動。

冬木くんが『月の民』を一人で演じるときどうすれば魅力的になるか。その答えをだすためには梅さんの存在は欠かせなかったと思います。冬木くんのやりたいイメージをどのように歌唱、演技で具体性を持たせるか?たくさんのアドバイスをくださったそうです。
写真:姫田蘭
2 件のコメント:
冬木さん、ステキなコンサートになったようですね😉
吉田さんの座日記で、ソロですが大勢の人の知恵と協力で盛り上がったことが隅々まで見えるましたよ。お疲れ様でした✨
お世話になっています!隅々まで見てくださり✨ありがとうございます!
本当にたくさんの方々のアイディアとお力添えで、夢が形となりました✨これからも自分なりに、歌を、音楽を、オペラを探し続けていきたいです。
まだまだ暑い夏ですので、どうかご自愛くださいね🎐
コメントを投稿