ルドルフ組 in 東京都品川区『日野学園』(9月20日):泉篤史

本日は品川区にある日野学園におじゃましております。
そう…ルドルフは初めての小学校、そして体育館公演でございます!!

とうとうこの作品も体育館で上演できる時がやってきました。こんにゃく座と切っても切り離せないのが体育館での学校公演。こんにゃく座が成長してきたのも全国の学校を巡って体育館公演を重ねてきたからと言っても過言でない!
僕もルドルフを体育館で公演できるこの時をどれだけ待ちわびていたことか!!さあ、張り切って参ります!

まずは前日に仕込みをして、ゲネプロを行います。日野学園の体育館はすんごく立派でして、その広さはもはやアリーナと呼べるほど。


ひろびーろ!

そしてなんと体育館があるのは地下2階!!!
ルドルフの装置は長ーーいものが多いので、エレベーターが使えず、階段を使ってえっちらおっちら搬入しました。ものすごく大変だ…どうしよう!?と思っていたら、中学生の生徒さんたちが一緒に道具を運んでくれて。あれよあれよと言う間に搬入が終わりました。手伝ってくれたみんな、本当にありがとうございました…!!

このオペラ『ルドルフとイッパイアッテナ』は初めての体育館公演の仕込みだったので、向きはどうするか、照明や幕はどうやって吊るか、みんなであーだこーだ言いながら仕込んでいきます。


ひと段落。楽屋もひろびーろ!

仕込みも終わって、演出の立山ひろみさん、演出助手の青木美佐子さん、萩さんがいらっしゃいました。


わざわざ駆けつけてくださった花島さん、そして見学の方もちらほら。

そしてゲネプロをし、終わってからはダメだし。
体育館の照明は劇場のようには仕込めないので、体育館用のあかり作りをします。体育館でもこのオペラが素敵に魅せられるよう、立山さんは役者へのダメ出しと同じくらい、照明へのダメ出しも丁寧にしてくださいました。今回の体育館での照明のオペレーターは初演でルドルフを演じていた小林ゆず子さん。このオペラの流れは完璧に分かっていらっしゃるので、細かな照明の変化のタイミングもバッチリ合わせてくださいます。頼もしやー!

そして翌日。
昨日のメンバーに加えて、作曲の信長さんも本番を見にきてくださいました!


全員で貴重な記念撮影!!

本番前も最終確認を丁寧に行なって、いよいよ本番。
日野学園は小中一貫校なので、午前中は小学生、午後は中学生の子どもたちが観てくれました。
ホールでの一般公演とは違い、体育館でいつも一緒に過ごしている友達と一緒に観る学校公演は独特の雰囲気があります。さあ、子どもたちはどんな反応をしてくれるのか…ワクワクがとまりません!!!


行ってきまーす!!!

午前と午後で反応が全く違っていてあらためて驚かされました。小学生たちがどっと笑うところも、中学生はくすっと笑っていたり。ルドルフやイッパイアッテナ、ブッチー、デビルの一挙手一投足に、「すごーい!」「あんな高いところにいる!」と、細やかに反応する小学生。はたまた物語の全体を捉えて集中してじっくり鑑賞する中学生。反応は違えど、それぞれの観方でルドルフの物語を最後まで見届けてくれました。
子どもたちの舞台を見る熱い眼差し。この子どもたちのエネルギーに、僕はいつも元気と勇気をもらって、最後まで公演をやり終えることができます。舞台とお客さんがひとつになる、これほど素敵なひと時はないですよねえ。

無事に公演も終わり、一休みしたかと思ったらすぐにバラシ開始。終演した後も大忙しです!

さてさて、今度は地下2階の体育館から上に装置を上げなければ…!と思っていたら今度は放課後体育館を使う予定のバスケ部のみんなが搬出をお手伝い。上演中だけでなく、最初から最後までオペラを観てくれた子どもたちに助けられた1日でした。体育館公演を経て、ルドルフはこれからさらにパワーアップしていくことと思います。みなさま、どうぞお楽しみに!!

〜オマケ〜


照明に照らされるブッチーことちゃみさん。
影がくっきり!!


この劇場の怪人感…すごくいいです…!!笑



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