「明日のオペラ」への誘い 稽古場日誌(2月13日)：石窪朋

2月もあっという間に半ばになってしまいました‼︎
Aスタジオ､Bスタジオを駆使しての4演目同時稽古…そして､作業場では衣裳や道具を手がけている座員…と毎日目まぐるしくいろいろ行われていて1日がとっても短く感じます｡
体と脳をめいいっぱい使っていて休憩時間は､チョコレートを片手にぼぉ〜とします｡
(今もまだまだいっぱいいっぱいですけれど) 始めのうちは､自分のことでいっぱいいっぱいで自分が出演する2演目以外の音は一切入ってきていませんでした｡
でも最近は休憩時間に
「あ♪ タネリはこんな音楽なんだぁ」
「ここの音楽ってことは鹿は振付け稽古してるんだなぁ♪」
と他の演目の音楽が耳に入ってくるようになりました｡ そして､〈よし‼︎ 私もやるぞ‼︎〉という気持ちになります｡

今日の後半稽古は､全員がAスタジオに集合してⅦの賢治詩歌集で歌われる合唱の稽古でした｡
合唱の稽古の時には萩さんに､
「全員での合唱だと立派に歌っちゃうけれども､ソロの時のように素朴に歌ったらよい」
という言葉を時々もらいます｡
それぞれの声と言葉で…それが重なり合って宮澤賢治の詩をお届けできればいいなと思います｡