ピノッキオ稽古場日誌:萩京子

ピノッキオ日誌、月曜日担当の萩京子です。
4月9日に始まったピノッキオの稽古、今日は4回目の月曜日でした。
来週の月曜日は、もう稽古はありませーん。
稽古は5月6日日曜日でおしまいです。
5月7日は、パッキング。荷物をまとめる日なのです。
きゃあ!時間がなーい!
稽古場は、修羅場と化して来ました。
出演者4人出ずっぱりのオペラの稽古は、他の作品とはどうも疲れの度合いが、けた違いのようです。
いろいろなタイミングで各自のエネルギーが切れていきます。
それぞれが、からだの中に時計を持っているのですね。
今日も、夕方の5時にさとみちゃんのおなかの時報が鳴りました。
5時ぴったりだったので、大笑いとなりました。

今日の計画は、1時から5時までに、1章と2章をていねいにやって、5時に夕食休憩をとって、6時から通し、その後、返し稽古、というものでした。
しかし夕方5時の段階で、まだ1章が終わってなかった・・・。
そのとき、さとみちゃんのおなかの時報がなったので、大笑いのうちに休憩となりました。
そして、6時から続きをできるところまでやって、とにかく7時には通しの準備に入って、7時20分から通す、と、多恵さんは大方針を出しました。
が、稽古再開後も、細かくやっていると、なかなか途中で切ることができず、通しの準備に入ることができません。7時半を過ぎたので、この分でいくと、今日は通しはできないな、と思っていると、どっこい、「今日からは一日一回通す」という目標は崩さず、8時10分前くらいからの通し、となりました。
昨日、むりやり通しをしてみたら、忘れてしまっているところがたくさんあったので、今日からは一日一回必ず通す、ということになったのです。
しかしもう、すでにエネルギーが切れちゃっている人もいるような・・・。
8時10分前から始まった通し。9時の段階で5章が終わったところでしたが、そこで今日はおしまいにしました。
一応稽古場では音の出せるのは9時まで、ということになっているので。
その後、ダメだし等があり、午後10時に、稽古は終わりました。

この間、稽古場入口のエントランスでは、舞台監督の久寿田さんが小道具を作り続け、3階の衣裳製作部屋では、大翼中心に、今日は応援隊も借り出され、衣裳が作られています。
まだまだ、作り物は続きます。

余談ですが、仮小道具というもので稽古をしますが、何を仮のものとして使用するか、というところは各自のセンスで行なわれます。
さとみちゃんは、風見鶏のかわりにくまのプーさんのぬいぐるみを使います。
稽古場でずっと苦労を共にしてきたこのプーさんは、ツアーに連れていってもらえないのだなあ、と思うとちょっとさびしくなりました。

明日はタイ語のレッスンがあります。
「タイ語」と聞いたとたん、出演者は茫然としていました。

そして「ベトナム語」と「ラオス語」は雲のかなた・・・。
最後の1週間、がんばりましょう。
おやすみなさい。
もう、朝になってしまいました・・・。

萩京子

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