ピノッキオの現場から:萩京子

5月25日(金)


公演場所は、ラチャパット大学の講堂。ピアノの搬入が午前9時。
パリタさんのご主人が、若い兵士を連れてきてくれていて、ピアノと道具の搬入を手伝ってくれる。ピアノはヤマハのC3だった。エレベーターの奥行きがないので、入れたり出したり・・・、縦にしてやっと入る。
よかった!と思っていると、3階まで上がったところで、降りてきてしまった。
重すぎるのか?
ピアノをささえている人がふたり乗っているだけだが、その人たちは降りるわけにもいかない。もう一度チャレンジしてみたら、めでたく8階まで上がってくれた。めでたし!

控え室というものがないので、客席で24日の分の日記を書き込む。昨夜のホテルはインターネット環境が整っていなかった。いつ送信できるかな?
客席はまあまあエアコンがきいているが、衣裳などの準備は舞台の袖でする。そこはとても暑い!飲み物はすぐにホットになってしまう。

客席は300席。今日の観客は10~20才の学生。東北地方の方言を少しまぜて上演した。雰囲気は日本の学校公演と同じだった。日本語を勉強している学生が多くいた。冒頭から、細かな動きや演技をよく理解してくれて、大いに受けてくれた。よく笑ってくれた。途中から少し静かだな、と思っていたら、どうも先生に静かにするよう注意されたようだ。そんなことも、日本の学校公演と同じだった。


昨日宿泊した、同じ大学内のホテルで夕食をとってから、コーンケーンに向けて出発。

学校公演を終えて、バラシを終えて、次の公演地に向かう移動の車中。「いつもとおんなじ!」と、皆、車中で元気がいい。井村クンや佐藤ちゃんは、運転がない分、楽だね!いただいた地元のお菓子など食べながら、おおはしゃぎであった。

コーンケーンのホテルに着くと、明日の公演のサポートをしてくださっているパ
ジョンキットたちが出迎えてくれた。基金の内田さんも、バンコクから飛行機で到着していて、ここからラオスまで行動を共にする。
パジョンキットさんは、「ビジネス アンド プロフェッショナル ウィメンズ  アソシエイション オブ タイランド」という働く女性の商工会議所(?)みたいな団体の代表で、基金のスタッフのドアンチャイさんと高校時代からの友だちだそうだ。
短い時間ではあったが、ビールやジュースを飲みながら交流。
明日の観客であるコーンケーンのこどもたち(10~12才)は、舞台を見ていてあまり全身で感情を表さないかもしれないが、どう感じているかは、目を見ればわかる、とのこと。日本でも、九州や関西と東北では、観客の反応が違うように、タイでも、東北地方の人たちはシャイなのだろう。

今日一日、とても暑かった。
今日のホテルはバスタブつき!汗を流して、おやすみなさい・・・。

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