『夏の夜の夢』稽古場日誌 1月7日(月)土居麦:制作

すでに4日から演出家、音楽監督が入り稽古は始まっている。
だが今日は、ある意味ここから出発!という区切りの日。というのも、出初め式ならぬ「顔合わせ」の日だったからだ。
今回の公演に携わっていただくスタッフの皆さんや、出演者のみならず座員一同までもが全員顔を揃え(事務所開きも今日でした。。)おこなう「顔合わせ」。
めいめいの紹介が済んだ後には、演出の山元さん(元さん)&立山さんと作曲の萩さんから、作品にたいする意図や意気込みを語っていただいた。
でも元さん、既にこの3日のうちに語れることは語ってしまったというご様子で、最初は「もう話したいことは話してしまったんだよ。」と言いながら、う~にゃらふ~にゃら怪しげに始まってゆく。でも(元さんの話を聞いているといつも思うのだが、)いつの間にやら溢れる言葉にずんずんと稽古場の水位は上がってゆき、アイデアの海が出来ているのだ。結局今日も「まだ話したいことはいっぱいあるんだけどね…」と言いながら、ぐっとこらえた様子で話は打ちきられた。
元さんがぐっとこらえたその訳は・・・(そう4日に富山さんが書いているとおり)そのあと出演者は最初から最後まで全曲を皆の前で披露し、全体でざっと3時間ばかり、たっぷり充実した「顔合わせ」は無事に締めくくられた。
これから1ヶ月、スタッフや役者から生みだされたアイデアは、海となり山となり、どのように形取られて皆様に披露されることか・・・今後、事務所に問い合わせをいただくお客様に向けて「楽しい作品になりますよ!」と応えられる自信を得た一日だった。

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