『変身』稽古場日誌 9月1日・2日(富山直人)

暦も長月、9月になりました。
オペラ『変身』の稽古も、いよいよ大詰めです。

今回ワタクシは、舞台スタッフとして、稽古場についております。
小道具大道具の調達、小道具作り、買い物、借り物、道具の修理、海外公演の準備…などなど…

8月は稽古場にいられる事が多かったので、よく稽古を見る事ができました。
見ながらいろんな事を考えます。

どんな事を考えたかなぁ?
例えばこんな感じ。

なるほどなぁ…
あぁ、いい曲だなぁ。
鳥肌立った!
なんだか、ここやりづらそうだな。
なるほど、そう考えたか。
コイツ、あんまり考えてねぇな。
この場面、好き。
疲れてきたかな。
ここの道具はどうするかな。
ここ、バミリとってたっけ?
あ、アレやっとかなきゃ。
一日一人、って誰が決めたの?二人書いてもいいじゃねぇか。
雨が降って来た!洗濯物外に干しっぱなし(泣)

…とか、稽古を見ながら考えるのです。
でも、前で見てるだけだから考えられるんですよね。
実際、頭も身体も動かす役者の方が大変です。

頭も身体も動かして、作品が形になっていきます。
形になって行く様子をそばで見られるのは、興奮する喜びです。
あと、もうひと踏ん張り、もうふた踏ん張り。
今だから出来る、新たな傑作の誕生は間近です。お見逃しなく。

2日には、海外公演のための字幕入りの通しをしました。(初回のこの日は、試しに日本語で)
台本から、選びぬかれた言葉たちがスクリーンに写し出されていきました。

先日の1日は、小道具を借りに行きました。
そこには現代物から時代物まで、無い物はない!ってくらい、いろんな小道具が揃っていました。

自動販売機もありました。

エスプリに富んだ商品をよーくご覧ください(笑)





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