『三文オペラ』稽古場日誌 1月5日(沢井栄次)

世間はようやく仕事始めというときにこんにゃく座稽古場ははやくもヒートアップしております。
そのヒートアップはテンションなのか?
演出家直さんのハイレベルな注文をすぐに具現化できないことへの苛立ちか?

そうそう、大変といえば、音楽。
今回はクルト・ワイルの曲を林さん、萩さん、港さんが共同で編曲にあたっているのですよ。
その中のとある曲は歌はずっと3連符(小田和正の「ラブストーリーは突然に」のサビの感じといえばわかります?古っ。)、ピアノは16ビートでリフを刻むという曲があるんです。
続くBメロに入ると逆転して歌が4つ刻みの8ビートでピアノが3連符主体となる、で2番でまたリズムが逆転するという、まぁ凝ったつくりなんです。

運動で言えば
「右手で□、左手で△書いていて、はい、今度は反対の手で書いてください」
と言われているようなもの。どんくらい困難かわかります?

他にも曲の稽古では6/8拍子で書いてある曲を
「3/4(拍子)と感じて歌って欲しいんです。」
と注文が出て一同あたまが沸騰しております。

もうこうなってくるとヤマハ音楽教室ですな。

数学系の御仁は「最小公倍数でカウントすればいい(3と4だから…12か?)」と言ったり
ダンス系の夫人は「身体に染み込ませるしかない」と言ったり
ネズミの涙以来韓国リズムに感化された人は「陰と陽で感じればいい」などなど

そのリズムのズレを楽しみながら歌うようになるまではまだまだ稽古が必要でありますが、
体当たりでがんばっていきます!
こうご期待!


うまくリズムが取れず苦戦中の音楽稽古風景。

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