よだか組 in 仙台(6月1日~3日):佐藤久司

6/1 曇り

今日から仙台公演です!地震が起こってからというもの、無事を祈り続け、いよいよ実施される公演!!
1日目は八木山南小学校にうかがいました。以前に「ロはロボットのロ」や「ピノッキオ」も公演した学校です。
舞台に立ってて凄く感じたのは、見つめる皆さんのキラキラした眼差しでした。うたの言葉ひとつ一つに声を上げて反応する姿が凄く素直で、担当の先生も「うたでこんなに反応するなんて」と目をまるくされてました。
最後に「ぼくたちのオペラハウス」を歌ってお別れした時は、みんなで手拍子をしてくれて、僕たちの方が逆に元気をいただいたような幸せな公演でした。

ところでこの小学校がある八木山は仙台市内中心部にそびえる山です。比較的地盤が強いらしく、幸いこの辺りは地震による大きな被害は無かったそうです。校舎の窓からは仙台の町並みが見え、晴れた日は沿岸部の方まで見渡せるそうですが、地震当日は海の方から白い壁のような津波が押し寄せてくるのを目の当たりにしたそうです…


先生が校舎のベランダから説明してくれました

明日公演予定だった学校はその津波の被害にあわれた学校でした…


2日 雨

今日は岡田小学校で公演の予定でしたが、この学校は現在地震・津波により家を失った方の避難所となっています。仮設住宅の完成が追いつかず、結局公演は中止となってしまいました。
よって今日は空き日となり、メンバーそれぞれ自由行動をとりました。
僕は今回公演が出来なかった二つの学校にお見舞いに行ってきました。

まずうかがったのは岡田小学校。小学校の周りは想像していたよりも建物がその姿をとどめていましたが、よく見ると窓ガラスが割れ、中はがらんどうになっていたり、建物がない所には日用品や逆さまになってる車などが散在していて、震災のひどさをものがたっていました。
学校は避難所となっているところと授業をするところとが別れているようでした。生徒さんの中でまだ避難所暮らしをしているのは六人いるそうで、7月までには仮設住宅に移れそうだということです。
次にうかがったのは大沢小学校、仙台の東北部の山あいに位置する小学校です。
こちらは津波の被害は無かったものの、地震により体育館が使用できなくなり、公演中止となりました。
体育館を入口から見ると、三本ある壁の太い柱のうち二本が傾いているのがはっきり見てとれました。現在生徒のみなさんは体育の授業はグランドで行なっています。
歌がとっても好きな生徒さんだそうで、公演を楽しみにしてたのに残念です…と担当の先生。

どちらの小学校も、今年度は公演できませんが、来年度以降でいつかきっと公演をしましょうとお話ししました。


3日 晴れ

中田小学校公演です。昨日の岡田小より10kmほど離れた場所に位置し、津波の被害はなく大惨事にはいたらなかったそうです。
昨日の雨とはうって変わって爽やかな青空で、時おり吹く風がとても気持ちよく、緑燃える春の旋律が自然と口からでてくるようでした。
前半のうたのステージは八木山南小同様盛り上がり、「くうきのうた」でみんな一緒にスーッと息を吸ってくれたのがとても嬉しかったです。うたが終わると「次は?次は?」とはしゃぐ姿が心に残っています。
また、よだかのタカのシーンではタカのアリアが終わると拍手が起こったりして、楽しみながらしっかりと見ていただきました。
終演後、一人の女の子が「うたの中に私の名前が入ってて嬉しかった」と言いにきてくれました。ユメちゃんという小四の女の子でした。

仙台最終日に「夢」に出会えたようで、仙台の未来は明るいぞ!と信じた瞬間でした。

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