ネズミ組稽古場日誌(5月3日):高野うるお

本日はだいぶ涼しい。稽古場もまるでクーラーを点けているかのようである。
このような日はいくら動こうが汗などかくまいと思われるが、このシーンをやっていると、ダーッと汗が出る。ある座員などは、背中から臀部に至るまで稽古着が染みている。
温泉旅館などに行った時、広い風呂に はしゃいで、泳いでしまうことがあるが、冬外出するような服を着て動き回り歌をずーっと歌っているこのシーンは、まるで温泉の中を50メートル潜水していくような感じである。
もうだめだもうあきらめて浮上しよう、と何回も思いながらもようやくたどり着いた向こう岸には何が待っているのだろう。

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