ピノッキオ旅日記 in インド!(10月14日):萩京子

10月14日(日)

いよいよ帰国である。だがフライトの時間が夜なので、半日観光と買い物。基金の松岡さんと牧野さんがお付き合いくださる。
8時にホテルを出発。バスでジャマー・マスジットへ向かう。オールドデリーに近づいていく。途中、お祭りの行列が見える。山車のようなものもある。10日間続く「ダシャラー」のお祭りの、今日は初日だということだ。(←違っていたらごめんなさい。)それから「泥棒市場」が見える。盗品を売っているということ?ひゃあ!人また人。すごい数の人間がいる。思わず「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい~」と歌いたくなる。ジャマー・マスジットに着く。「オールドデリーを見下ろすイスラームのシンボル」と「地球の歩き方」に書いてある。入場料はいらないが、カメラを持っていると300ルピー払わなくてはいけない。入り口で靴を脱ぎ、はだしになる。女性はすその長い上着を着せられる。男性で短パンの人も腰布を着せられることになるが、いつも短パンの佐藤ちゃんが今日は長いパンツを穿いていた。



足もとは石でざらついている。時々痛い。日本のお寺ではだしになるのとはわけが違う。足の裏でインドを感じる。まだ朝早いが少しずつ暑くなってきた。広い中庭でぶらぶらしてから、塔(ミナレット)に登ることにする。登るために100ルピー。高さ40メートル。らせん階段をぐるぐる登る。一番上まで登るとオールドデリーを見渡すことができる。でもとても狭い。足を置ける場所が私たち一行11人でいっぱいだ。私が「蘭ちゃん、外側から私たちを撮ってよ」と冗談を言うと皆大笑い。ヘリコプターでもなければ無理な話だ。しばし眺めを楽しんでから、降りる。



ジャマー・マスジットを出て、オールドデリーの街中を少し歩く。路地裏にも入ってみる。どの店もどの店も謎めいていておもしろい。路地の奥で白い牛に出会った。やったあ!神様に会えた。





そしてバスに戻り、本隊はホテルに戻る。だが、久ちゃんとまりは世界遺産のフマユーン廟に駆け足で行って来る。久ちゃんとまりはツアー中お腹もこわさず、元気いっぱいだ。
12時にチェックアウトし、アンビアンス・モールというショッピングモールに向かう。そこでお昼を食べ、買い物をし、空港へ行く、という段取りだ。
インド最後の食事をどうします?と松岡さんに聞かれ、やはり名残の、いや、とどめのインド料理でしょう、ということで、全員南インドのターリーを食す。



そして、約1時間半それぞれちらばって買い物!買い物!この2週間ほとんどお金を使っていなかった。私はインド到着した日に両替した1万円分のルピーがほとんどそっくり残っている。
私と麦は、松岡さんにお付き合いいただき、一昨日買いきれなかった座員へのおみやげの続きを探しながら、時々ちゃっかりと自分の買い物もした。アノーキーと、ファブインディアという布ものを売っている店で基本的に買い物を済ますことができた。そしてモール内をうろうろしていたら、基金の土井さんと山村さんに遭遇。私たちを空港まで見送るためここで合流したのだった。残り時間がほんの少しあったので、CDショップにちょっと寄って、ボリウッドもの(インドの映画音楽)とベンガル語の歌のCD、タゴールソングと書いてあるものを選んで買った。11年前は海賊版みたいなカセットを大量買いしたような記憶がある。もう今はカセットなんて売ってない。そしてすでにCDよりもDVDが主流なのだそうだ。CDの品数は少なかった。
そして空港へ。基金から持って来ていただいた段ボールに、おみやげ類をどうにかこうにか詰め込んで荷造りした。大使館から野田参事官と堀川書記官がカルネの手続きに立ち会うため来てくださった。基金のスタッフのみなさんとは空港の外でお別れしなくてはならない。記念撮影をしたり、締めのことばを述べあったり。2週間のピノッキオインドツアーの成功を喜び合った。
空港内に入り、麦と大使館のおふたりと佐藤ちゃんが、カルネの荷物のひとつ、ビニールシート1号のみを持って、カルネの場所へ。私たちはのんびり待っていた。ほどなくして、無事手続き終了とのことで4人が戻って来た。荷物も開けられなかったそうだ。このインド出国のカルネ手続きを終えれば、ツアーの難関はおしまいだ。
そこまで、空港の外から土井さん、松岡さん、山村さん、牧野さんは見守ってくださっていた。ありがとうございます。
私たちは、ひとりシンガポール経由で別便で帰国する姫田蘭さんと別れ、チェックイン。空港の中で、残りのルピーを使い果たそうとさらに買い物などして、7時35分離陸。日本時間朝6時15分に成田に到着。
金子くんがハイエースで迎えに来てくれていた。荷物をハイエースに載せて、ツアーメンバー8人で、最後の締め。制作チーフ麦の一本締めでツアーを終了させた。



追記
本日分の写真は萩京子。
これまでの写真は99.9%姫田蘭さんの撮影。
蘭さん、ご協力ありがとうございました。


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