オペラ『銀のロバ』稽古場日誌(8月11日):高野うるお

 このところよく見る韓流時代劇のオープニング映像、もう30話くらいになろうかというときになって初めて気づいてしまった。
最初主人公が画面に現れ、そのすぐ後に彼女を象徴するような花が出現し、ドラマのタイトルでもある、彼女の名前が重なり、その花が次に出てくる王様の心に入っていき、花びらが次々と登場人物に関わっていき、宿敵はその花を刀で切るのである。私はこのタイトルをもう何十回も見ているのである。なのに花がこうやって人物達と関係していることに気づかず漠然とみていたのだった。
そして思った。何十回も見たり聞いたりしていることも、見落としたり聞き落としたりしているに違いない。っと。

もう一つ言い忘れていたことが。今日の稽古は休みでした。

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