あちゃらかオペラ『夏の夜の夢 ~嗚呼!大正浪漫編~』メンバー紹介
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《妖精たち》
大石哲史:ヤマト
コダマの王ヤマトと大久保公爵の二役をつとめている。古風の威張った亭主と、妻にメロメロな今風な夫の2種タイプの男を演じ分けているようでもある。
いたずらものガタロとのシーンひとつひとつに工夫とこだわりがいっぱい。ラスト近く、ガタロと手をつなぐ場面はなぜか泣けるのです。
相原智枝:カスガ
コダマの女王カスガ役。
和テイストの不思議に美しい衣裳をステキに着こなす。惚れ薬のせいで恋してしまった凡太とのシーンではホントに可愛らしい相ちゃんです。
井村タカオ:ガタロ
ガタロは、原作では妖精パック。役者としては男女を問わず一度はやってみたい役ではなかろうか?
ガタロはカッパのようなもの?昔から日本の森にはこんなのがいたのかも、と思えるような存在。
終始ふざけたことばかりしているガタロがラストで観客に挨拶するところはグッときます!
元さん(山元清多さん)はイムラが演じるガタロを楽しんで見てたなあ!
西田玲子:コダマ(赤い衣裳)
動きピリッとコダマ。
今回4人のコダマのうち3人が新キャスト。その中で初演からコダマを演じているコダマの長。新コダマ組をまとめるリーダー的存在。ダンスとメイクのスペシャリストでもある。幕開きやフィナーレのダンスのシーンもみんなの動きをチェックしてくれている。
沖まどか:コダマ(黄色い衣裳)
動きピチピチコダマ。
今回からコダマに加わった正真正銘のコダマ。というのはどういう意味かと言うと小さくてホントのコダマみたいだから。パンチのある声で元気いっぱいのコダマを演じている。
熊谷みさと:コダマ(青い衣裳)
動きキリッとコダマ。
新キャストなのにすでに頼りがいのある存在となっているチャミ。
チャミがコダマのメイクをしたらどんな顔になるのかな?と楽しみにしていたら、へえ!こんな顔になるんだ!実に新鮮です!
(コダマたちはみんなコダマの衣裳とメイクがとても似合っているのです。可愛い!)
川中裕子:コダマ(紫の衣裳)
動きたおやかコダマ。
同じ振り付けでも一人一人味わいが違って、ゆうこりんはなんともいえず日本の香りがする。
透きとおる艶やかな高音。色っぽいのにユーモラスなコダマを演じている。
《職人たち》
佐藤敏之:庭師の凡太
職人組は初演以来変わらず。この職人たちあっての大正浪漫編と言える。
佐藤ちゃんは初演の稽古では役作りに大変苦労した。特に劇中劇のピラマス役。悩みに悩んだ末に、ある日突然何かが起こったのを稽古場の全員が見た!まさに笑いの神様が降りてきた瞬間。神様は今年も来てくれましたね!
川鍋節雄:鍛冶屋の古井戸/桂木孝之
千尋の父親、桂木孝之と職人の古井戸の二つの役を演じている。劇中劇ではシスビー役。このシスビーというのはロミオとジュリエットのジュリエットなわけで。鍋さんの「剣よ!我が胸はそなたの鞘!」というセリフを聞くと毎回おかしすぎて死にそうになる。
富山直人:大工の棟梁
原作のクインスの役。この役は進行役も勤めなくてはならないし、なかなか渋くて難しいと言われている。そこを富やんらしさをちゃんと加えて魅力的に演じている。劇中劇の口上も見事!
佐藤久司:建具師の鮒五郎
曲のテンポも惑わす鮒五郎のゆったりしゃべりに、演奏者の皆さんはのた打ちまわりつつ寄り添ってくれる。劇中劇ではライオンの役。爪と牙とタテガミの仕掛けは職人技のお手製。久ちゃんの役者魂全開!
彦坂仁美:紺屋の州太郎
職人組の紅一点。役としては州太郎というくらいだから男なんだろうが、彦ちゃんの場合、ジェンダーを超越しているすごさがある。劇中劇の月の役もホントに面白い!
島田大翼:桶屋の砂吉
劇中劇では石垣の役。石垣の大アリア(!)を熱唱し、拍手をもらって調子に乗ってもう一曲歌ってしまう砂吉。アリアの少ないこんにゃく座オペラで、桶屋の分際で(!)2曲も歌ってしまうなんてずるい、ね(笑)。
《恋人たち》
梅村博美:桂木千尋
「もてちゃってごめんなさいっ」という感じの千尋を演じている梅ちゃんはなんともチャーミングである。日常生活もラブリーな梅ちゃんです。
岡原真弓:山科五月
島田大翼が岡崎の〈オカザえもん〉というキャラクター人形を見つけて来た!これが岡原演じる五月にソックリで大受け!岡原は9月から11月まで「ピノッキオ」のキツネその他悪役を演じ続け、年の瀬に純な五月をやれて良かったね!
高野うるお:松永三郎
最後まで魔法を解いてもらえない三郎さん。五月さんとお幸せに(笑)!この物語は五月が三郎と結ばれるための物語だったんだなあ。としみじみ思う。
うるおさんはいろんな役がこなせる人ですが、昨今は三枚目っぽい役が多いような。ものづくりとか直しものの達人でもある。
北野雄一郎:原田浩三
雄ちゃんは姿も良いし声も良いです!袴姿が良く似合います!この浩三役あたりをきっかけに、このところぐんぐんと表現の幅が広がってきました。
鈴木あかね:川上弥生
「あかね!おかえり!」今年の4月、こんにゃく座に復帰。女優弥生役は9年ぶりのオペラ出演になる。
待っていてくださったファンの方も多いはず。これからだね!
大石哲史:大久保公爵
(コダマの王ヤマトとの二役)
《楽士》
服部真理子:ピアノ
こんにゃく座の数々の作品を支えてくれている貴重な存在。この作品に関しても、隅から隅まで知り尽くしているコンサートミストレスです。
岩佐和弘:フルート
佐藤ちゃんの笑いの攻撃にあって、悶絶する岩佐さん。素晴らしい音色で、私たちを森の世界へいざなってくれます。
伊藤博:オーボエ
柔らかな音。優しい人柄。そして何よりこんにゃく座のオペラを楽しんでくださる方です。
橋爪恵一:クラリネット
橋爪さんとは長~いお付き合いですね。どんな状況でも(例えば暗くて楽譜が見えにくくても)悠然と対応してくださる頼もしい方です。こんにゃく座楽士の長。
前田正志:ファゴット
明るくて暖かい音色。こんにゃく座オペラの無理難題にいつも笑顔で対応してくれます。頼もしい存在。
手島志保:ヴァイオリン
セリフや芝居のきっかけのややこしさ、歌のテンポの伸び縮みなど、こんにゃく座オペラの自在さを支えてくれるヴァイオリニスト。言葉と演奏できる人です。
中田有:チェロ
音色がますます豊かになり、力強くたくましくオペラを支えてくれます。おだやかな優しい人柄。有ちゃんが参加してくれると音に温かみが増します。
高良久美子:パーカッション
今シーズンから参加してくださいました。こんにゃく座では、「クラブマクベス」「そしてみんなうそをついた」「ゴーゴリのハナ」などに出演してくださっています。お芝居の音楽もたくさん担当されているので、いろいろ対応してくださってありがたいです。こんにゃく座は楽譜に書いてないことの注文の多いオペラ団で、すみません!
《座内スタッフ》
壹岐隆邦:舞台監督助手
舞台監督の凡平さんに「イッキ~」と呼ばれ、長身のイックンがどこからともなく現れバミリテープを床に貼る。(ホントはバギリって言うんだけど、今やみんながバミリと言ってますね!)その光景がこの稽古場に馴染む。
9月から11月までは「ネズミの涙」に出演していた。旅公演を密かに満喫しているイックンである。
飯野薫:制作マネージャー
昨年入座の薫。「銀のロバ」でデビューを果たし、「森」にもリスやオオカミ役で出演。(もちろん月の精も)。こんにゃく座では裏方や制作マネージャーなどいろいろな仕事が待っています!がんばれ~!
紹介文:萩京子
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