森組 in 茨城県桜川市『雨引小学校』(2月27日):沢井栄次

文化庁バージョンの「森は生きている」は児童参加型で一緒に歌うところがあったり、手作りのまつゆき草を咲かせてくれたりとなかなか楽しいのです。

2月の精の役はカラス役と兼任でして、2月の精は寡黙で厳格で人見知りでそう、職人の父ちゃんみたいな感じ。カラスは主にストーリーテラーとして子供たちに直接語りかける役目をおおっています。
演出の大石さんからは「子供たちのアイドルになるように(舞台上の存在感として)隙を作りなさい」という指示が出ていまして、ちゃんとやるんだけどちゃんとやらないルーズさと柔軟さを念頭にやっていました。

子供たちの反応はまさに思ったことをすぐに言葉にするので面白い。
自分自身、小学校の体育館公演は「ねこのくにのおきゃくさま」の案内人以来まるまる2年ぶりだったのでこのワイワイした客席は懐かしくも新鮮でした。
黙ってジッと観ていたのに、カラスが出てくれば「また出てきた~。」「カラスに見えなーい。」と国会顔負けの可愛いヤジが飛び交います。

ジョークを言った時もドッカーンとなる時もあれば、引き潮のようにシーンと客席が遠のいくのが見えたり
となかなか手強いのです。

幕間に先生が「さぁー、またコウモリさんが出てくるかなー?」とマイクで言ってた時はさすがに凹みましたが。
あのー先生、最初にカラスって言いましたよね?

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