ロバ組 in 長野県茅野市『茅野市民館』(5月8〜10日):熊谷みさと

まげもん組がシアター1010へ小屋入りした日、ロバ組も旅公演のホール初日を迎える茅野市民館にやって参りました。


茅野駅に着いたらまず目に入ってきたのがこれ!

気分が盛り上がってきます。
駅直結のホールに着くと、これまた可愛い飾り付けのロビーとホール正面玄関にテンションだだ上がりです。


こんな感じ!

この茅野市民館で、銀のロバ組は三日間を過ごします。一日目が仕込みとゲネプロ、二日目が小学校4年生の合同公演、三日目が一般公演とアフタートークというなんとも贅沢な三日間です。


初日の仕込みには見学の方々がいらっしゃいました。舞台監督である八木さんが以前この劇場主催のワークショップをなさっていて、そこで舞台監督のお仕事を学んだ方たちなのだそうです。


座員が台を組むのを真剣に見守ってくれています。


こちらは調光室からの景色

照明を仕込んでいる間も、客席で八木さんが見学の方に色々な説明をしていました。私が言うのもおかしいかもしれませんが、こんな面白い企画を体験できるなんて、茅野の方々が羨ましいです!八木さんのお話は面白いのです。

そんなこんなで和気あいあいとした雰囲気で仕込みが終わり、ゲネプロもとんとんと進んでゆきました。


二日目は小学校9校の4年生が集まり、とても賑やかでした。こどもたちはバスで会場へ来て、ホールにいるというだけでなんだか楽しそう。受付も児童がやっていて、素敵だなと思いました。
物語が始まると、それまでの賑やかなおしゃべりが嘘のように静かになり、ぐーっと集中して観てくれているのが伝わってきました。内容に反応したたくさんの笑い声やツッコミにこちらが笑いそうになったり。なんとも楽しい時間でした。


1日1ステージずつというゆったりした時の中で、蕎麦を食べたり散歩を楽しんだりしていた私たちですが、あっという間に三日目です。

三日目は一般公演ということで、茅野だけでなく松本からもたくさんのお客様がいらっしゃいました。公演後のアフタートークは、座員同士でも知らなかった座員の話も聞けたりして、大変興味深い時間でした。先輩方が色々なことを面白おかしく話しているのを聞いてすごいなあと思ったり。紀保子さんのお話が面白くて、こんにゃく座ではよくピアニストに台詞を言ってもらったりするのですが、それが最初は嫌だったそうで、ピアニストが台詞を言うのは特殊なことなんだなあと今更改めて感じました。考えてみればピアノだけでなく、ピアニカやカズーやトムトムやいろいろな打楽器もたくさんやってもらっているし、台詞だけでなく一緒に歌ってもらったりする舞台もあるし、こんなに注文の多い私たちと一緒にやってくれるピアニストさんて本当にすごいです。「一般的なオペラだとピアニストの仕事は稽古で終わり。こんにゃく座は一緒に舞台ができるので、とてもやりがいを感じる」と話してくれて、なんだかとっても嬉しかったです。


そして!この日はこれで終わりではなく、なんと、アフタートークの後に写真撮影会なるものがありました。
これは、これまた劇場の企画の一環で、こんにゃく座もお世話になっている写真家・青木司さんのワークショップを受けた方々が、実際の舞台写真を撮ってみようということなのでした。
照明の明るいところと暗いところ、2つのシーンを抜き出して、実際に動いてシーンを通していき、写真を撮っていただきました。客席からシャッター音がたくさん聞こえて、売れっ子の気分でした。
良い写真があったら送ってくださるとのこと。見るのが楽しみです!

そうしてまた元気にバラしをして帰京。楽しい3日間を終えた私たちなのでした。





茅野市民館のみなさま、ありがとうございました!





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似ているという評判の、茅野市民館のオギハラさんと熊谷

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