座内ユニット「四女之蘇歌」 オペラ『おこんじょうるり』とソングシアター(7月19日):髙岡由季

2014年、7月19日。
オペラシアターこんにゃく座の稽古場で、また新たな伝説が生まれました。
座内ユニット「四女之蘇歌(しめんそか)」の、
ソングコンサート&オペラおこんじょうるりの公演が行われたのです。

ご来場下さった方々、ありがとうございます!
(といいながら私もファンの1人)

この日残念ながら来られなかったみなさま、そして「もう一度観たいなぁ」と思っているみなさまのために

今一度、このステージを、写真とともに振り返ってみることにしましょう。

〜前半・ソングのステージ〜

ソロありデュエットあり4重唱ありで数々の、萩京子作曲のソングを歌いました。
左で闇に溶けて見えませんが、
ピアニストは、歌役者でありながらソングもオペラも素敵に弾きこなしました島田大翼さんです。


〜オペラ・おこんじょうるり〜

口上から始まりました。
歌舞伎の口上風ということで、言葉のイントネーションについての打ち合わせをメールでしようとしたところ、やはり上手く伝わらず、結局電話にて打ち合わせたそうです。


一人で寂しそうな、彦坂仁美さんが演じるばばさま。
髪を白髪に見せるため、髪に白い粉をふるっていたのですが、
ばばさまが劇中で頭を自分で叩くたびに頭から白い煙が舞い上がり、客席に笑いが起こるというハプニングがありました。


川中裕子さん演じる、おこん登場。
とっても可愛い。可愛い。(大事なことなので二回言いました)
しかしここで、うなっていらっしゃるのはとても力強い浄瑠璃でございます。
「で〜んでんでんでんでん…」
おこんの浄瑠璃には、きいた人を元気にする不思議な力があるのですが、私はこの浄瑠璃で少しあった疲れが吹き飛びました。
観にいらっしゃったお客様も、みんなそれぞれに何らかの効力を受けて帰られたことでしょう。



きました!マイベストショット!
鈴木裕加さん演じるごんすけをメインに捉えながら、それぞれが別々の状況に置かれている登場人物の全員をフレーム内に収めた作品です。
それぞれにフキダシをつけて自由にセリフを考えるという遊びも楽しめる1枚になっております。



意気投合する1人と一匹。
ここの音楽が、すごく好きなのです。




おこん、死す。
ここで石窪朋さん演じる、優しいじんざが歌いあげるアリアは絶品です。


ばばさまが、死んだおこんを抱いて嘆く姿で、全観客の涙を誘ったところでこの物語は終わるのですが、
ここでピアノが奏でる音楽は、なんとも不思議な長調なのです。
しかし、おこんの幸せそうな顔を見るとなんとも不思議に納得できるような気がするのでした。


しかし、あれです。
私の言葉ではこの四女之蘇歌のおこんじょうるりの魅力は説明しきれませんので、
いつかまた、再演の日を楽しみにして待っていると良いような気がします。
私も楽しみに待つことにします。



〜最後に、アンコール〜



お客様へ、感謝の気持ちを込めて。
ディンディリディンを歌いました。

0 件のコメント: