まず、大垣駅の駅前にある寛政10年(1798年)創業の金蝶園総本家で、 安政2年(1855年)から作られている金蝶園饅頭をいただきます。


テーブルと椅子、セルフのお茶もあって買ったお菓子をその場で楽しむことができるの。
まだ温かい、ふんわりお酒の香る生地に包まれた優しい餡。しみじみ美味しい。
さあ、豊かな気分でお出かけです。

なに?サイクルトレイン?
なんとこの電車、自転車と一緒に乗ることができるのですって。ホームにはマークで乗り位置も書いてある。すごい!便利!

養老駅到着。

瓢箪と春枝さん。
向かったのは、
心のテーマパーク、養老天命反転地。
現代美術家荒川秀作と、詩人マドリン・ギンズの構想を実現した実験的なアートプロジェクト。

パビリオンが点在する広大な敷地のなかは、水平垂直を極力排除し、人間の持つ平衡感覚や遠近感に揺さぶりをかける仕掛けが施されているらしい。
だからか、開園当時は怪我人が続出したそうだ。
しかしね、私たちツアー中ですからね、怪我するわけにはいきません。ブーツを履いてきた春枝さんはミュージアムショップの運動靴を借りて参戦。

迷路のような建物を通って、

昆虫山脈という題名がついた岩山を上ると井戸が。

岐阜県の形の屋根の建物のなかには天井、地上、地下の3層にテーブルやら椅子やらガスレンジやらの家具が配置されていたり、


人工的に作られた地平線の上を歩いたり。
歩いているうちに本当に平行感覚がなくなってきて不思議な感じ。面白い。できて20年。そんな前からこんな面白いこと考えていた人がいるなんて。
はしゃぎまくって楽しみ尽くしました。
そして養老の奥地へ。


素敵な橋たちを渡りながら山を上ったその先に、

養老の滝。
美しい。

写真を撮ったあとは思い思いにいろいろな角度、場所から滝を楽しみます。
ずーっと見ていても飽きない。
空気も音も素敵。
最初は、すること無いから寝てすごそうとか、ショッピングモールにでも行くか、なんて言っていた四人でしたがひょんなことから思い付いた養老ツアー。
本当に面白かったり美しかったりするものに沢山出会えて楽しい一日でした。
やっぱり旅は面白い。

山道は、登りも下りも足元に気を付けるあまり下を向いていることが多く、もちろん景色を見ようと周りや上を見たりもするんだけど、たまにちょっと立ち止まって振り返ると、通ってきた道が違う顔を見せていて思いもよらない美しい世界があったりする。振り返る楽しさを今回はじめて知りました。

三人のカメラの先にあるのは何かしら。
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