オペラ『グスコーブドリの伝記』稽古場日誌(8月13、14日):高野うるお

昨日今日と稽古は休みだった、しまさんが第3部で演出された男声合唱のコンサートに出かけた。
久々に聴く、しかも80人もの男声合唱が作り出す、倍音が鳴りわたる独特な響きに圧倒された。
第3部ではその80人が、さんさ踊りなどを踊り歌った。楽しかった。

コンサート最初の方にうたわれた曲。鳴り響く音の中に時々「credo(信ずる)」「resurrectionem(復活)」という言葉が突き出すように歌われていたが、私にはこの言葉が、先頃の震災に対して「信じる」「復興」と聞こえた。8.15と相まってそう言うふうに思ったのかもしれない。

因みに昨日は久しぶりに実家に行き、一家でうどん屋へ行った。席からふと窓を見るとガラスに、爺さんと婆さんと、さえない親父ふたりが、うどんをすすっている姿が映っていた。我が一家であった。あ然とした。

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