萩京子 岡原真弓 出演『沖縄を通じて戦争を考え、平和を伝える朗読&音楽の集い』(11月26日):佐藤敏之

萩さんと岡原さんの出演する[朗読「ウンジュよ」/歌とピアノ「明るいほうへ」]に行って来ました。

埼玉県の与野本町駅から徒歩8分の所にある沖縄料理&雑貨店「カフェギャラリー南風」



外観も店内も良い雰囲気です。

約一時間のプログラムで昼と夕方の二回公演。僕は夕方の方を観ました。何故なら終わった後に交流会なる飲み会があるからです(*^_^*)

まず最初のステージは「ウンジュよ」という宮里正充さんの書かれた話を本居麗子さんが朗読されました。
この話は沖縄・渡嘉敷島の集団自決の話です。
「生きて辱しめを受けるより、自決して立派な最後を」と日本兵(うちなんちゅ)に言われた母親が、幼い我が子を殺めてから自殺を試みるが自分だけが生き残ってしまう。
その母親の心情を本居さんが切々と語られました。
涙を流されて聞いていらっしゃったお客様もいました。
僕はそういう事実を聞いた事はありましたが、詳しくは知りませんでした。生々しい描写で語られたのを聞いて一層同じ過ちをおかしてはいけないと思わされました。
僕は「ネズミの涙」のツアーの途中ですが、改めて心を引き締めてお客様に届けたいと思いました。

その後、休憩を挟まずに歌とピアノのコーナーへ。


最初に萩さんによるピアノソロ「ローレライ」から始まり、岡原さんによるソングが歌われました。
いつも歌われるソングが先程の朗読からの流れで聞くと、今までとはまた違ったように聴こえてきます。
「きょうだいを殺しに」というソングは今日はより心に響いてきました。
そして最後に歌われた[オペラ「餃子のおいしい作り方」]の終曲「明日、晴れるかな」には、励まされました。明るく前向きなエネルギーを貰えて、終わりに相応しいソングでした。


右から、岡原さん、本居さん、源さん、宮里さん、萩さん。


ステージには沖縄をテーマにした源啓明さんの絵が飾られていました。



物凄く力のある色使いでオジィの表情が魅力的です。

交流会は美味しい料理に泡盛で和やかな一時でした。


またこういう企画をやる事があったら参加させてもらいたいと思いました。

佐藤敏之

そうそう、「きょうだいを殺しに」で見に来て下さっていたクラリネット奏者の草刈さんが飛び入りで演奏して下さいました!素晴らしかったです。




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