今日やって来たのは秋田県雄勝郡羽後町にある西馬音内(にしもない)小学校。
この何もない体育館を、いつものようにオペラハウスへと変身させていきます。
こらこら、そんなところに登っちゃダメ!
と、ろくぼくの上に登って遊んでいる訳ではなく、照明機材を仕込むためにギャラリーへ向かうまどかさんとあいのさん。体育館によっては上に登るのも一苦労ですね。お気をつけて!
仕込みもスムーズに進んで行く中、衣装部が洗濯物が乾かず困っていました。
どうしたものかと考えた衣装部は…
ジェットストーブの前に脚立ハンガーラック作戦!
おぉ~お見事!その場にあるものを有効的に使う。こんにゃく座の現場に必要不可欠な考えですね!
ちなみに、写真の赤く光っているのがジェットストーブと呼ばれるものです。新潟生まれの僕には冬の体育館によく置いてありました。皆さんは馴染みがありますか??
仕込みも無事に終わり、本番前のお稽古。寝ている体を目覚めさせながら、歌と動きの確認をしていきます。今日はその中から四月の精目線の稽古風景をご紹介!
んー…
これは、オペラ『森は生きている』の終盤、四月の精が木の上に登って「燃えろよたき火、終(しま)いまで燃えろ」と歌うシーンの四月から見た風景です。毎回この眺めを楽しんでいるのですが、なかなか気持ちの良い景色なのです。写真でうまく伝わりますでしょーか?(笑)
稽古後、前半の旅では制作マネージャーを務める熊谷さんは、旅のサポートをする傍ら、
振り付けを見てくれたり、
転び方のアドバイスをしてくれたり。
縦横無尽に動き回って仕事をこなす熊谷さん、やはりすんげえ人だ…と改めて思いました。
もちろん熊谷さんだけでなく、座員の先輩方はみんな、いろいろなアドバイスをして下さいます。そうやってこんにゃく座の公演は底上げされていくのですね。
そして本番。
開演前に楽屋をのぞくと…
高岡さんが携帯でゲーム!?
ではなく、はじめに娘が歌う、アカペラの歌の音を携帯のピアノアプリで鳴らして取っていたのでした。伴奏もなくいきなり始まるので、歌い手としてはなかなか難しいのです。
公演中、西馬音内小学校の子どもたちは、とにかく元気一杯!!月の精が登場すると、「あ、ヘビみたいの巻いてる!」「あ、葉っぱ男だ!」などなど、それぞれの素直な感想が聞けて面白かったです(笑)
それでも、女王がむすめにソリに乗せて、とお願いをするシーンではこどもたちはギュギューーっと舞台に集中して、観入っていたのが印象的でした。
さくさくっと舞台をバラし、綺麗な紅葉に見送られながら次の学校に向けて出発ー!明日も頑張るぞー!
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