オペラ塾前期 ソング発表会(7月15日):冬木理森

先日はオペラ塾のソング発表会でした!
5月から3ヶ月間、
24名の塾生と5名の講師で暑さにも負けず、ソロのシビアな時間配分にも負けず(^^)、頑張ってきました。

毎週どんどん進化して、本番では更に上がってゆく塾生たち。
それぞれに芯があるというか、この3ヶ月で確実に何か新しいものを掴み取っているようでした。


今回の発表会では、合唱を4曲と、それぞれ歌いたいソロもしくはデュエットを1曲ずつ披露しました。
1人1人のつくる世界がとても素敵だったので、順番に載せていきたいところではありますが、
合唱の4曲のみをつまんでいきたいと思います。


『こんなにたしかに』


パートごとにスッと歌に入っていく出だし。
そこから声が合わさったり、掛け合ったり、入り混じっていって、この人数で歌うとやはりグッとくるものがあります。
稽古ではずっと苦戦していた最後の4声の歌だけになるところも、バッチリ決まりました。

ピアノは五味貴秋さん。
前期のオペラ塾をほぼ付きっきりで弾いてくださいました。
今度の座の9月公演『イヌの仇討ち』では楽士で出演されます。
お馴染みのソングも、五味さんが弾くととても新鮮な一面が見られました。
大きな手から多彩な音を紡ぎ出されます。


『うた』


4声合唱版は音が複雑で取りづらかったり、跳躍したりで、すごく難しい!
毎週の稽古でも、塾生の影の努力をたくさん感じていました。
1〜5番の構成はそれぞれの「うた」の違いを再発見!
最近の塾はこういった曲の持つ強さがよく伝わるようになってきたなあ、とのお言葉もいただきました。


『明日晴れるかな(オペラ 美味しい餃子のつくりかた)』


悲しい過去や辛い記憶を抱きつつも、明日への希望に向かっていって、
それぞれいろんな人生を送ってきた塾生にピッタリだなあと思う歌です。
生身の人間の、生き生きとしたこの雰囲気は塾生ならでは。


『三十五億年のサーカス』


途中の間奏の自由演技です。
呼び込みをする人、大縄跳びをする人、お掃除をする人、筋トレをする人、アメちゃんを配る人などなど、楽しいです♪

ハツラツとフィナーレ!
お代は見てのお帰りだい!




お客様を見送った後、塾長の萩さんと、講師の大石さんから1曲1曲講評をいただきました。


別人のように大変身を遂げた方もいて、
全体的にたくさんの飛躍が見られたと、とっても好評でした!


そして打ち上げ!


『わたしは咳』をソロで歌った、名字が「関」のまささん。
Tシャツまで作り、ゲネプロでは渾身のネタを用意していましたが、「歌が勿体ない」とNGが出て幻のステージとなってしまいました。
せっかくなので打ち上げで再度披露。
これには萩さんもビックリです。




さて、長い長い夏休みを挟んで後期は10月から。いよいよオペラが始まります!
その気になる演目は…
ドーン!!

オペラ『女たちの平和』
原作:アリストパネス
台本:山元清多
作曲:萩京子

2009年にキラリ☆かげき団で初演された作品。
終わりのない戦争を続ける男たちを止めるために、女たちが国を越えて結託し、
とあるユニークなストライキを起こすという、古代ギリシアの喜劇です。

演出は岡原さんです。
ソング発表会には残念ながら来られなかったのですが、オペラに向けて塾生たちへの熱いメッセージと、夏休みの宿題が届いていました。
このオペラを通して、またひと皮もふた皮も剥けた塾生たちの姿が見られると思います!
3月の修了公演をどうぞお楽しみに!

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