オペラ『おぐりとてるて』稽古場日誌(9月30日~10月2日):壹岐隆邦

10日程前まで行われていた『イヌの仇討』では味噌蔵の中での出来事に終始し、物語が進んでいきました。
対して『おぐりとてるて』では日本各地、更には黄泉の国まで舞台は拡がり……
同じキャスト10人の和物オペラでも、だいぶん様相が違ってきます。

大きな相違のひとつが、その舞台の広さに比例するように多い登場人物……
人外含め、その数約60!
当然ひとり何役もやるわけで、袖中でも交通事故に注意していなければいけないほど、皆動きまわっています。

そんなオペラに、新たにキャストとして入ってきたのが、"まろ"という和風な異名を持つ沢井さん!

どーん!(覇気で後ろの人たち、吹っ飛ぶ)



さて、4日間の自主稽古を経て、いよいよ演出の立山ひろみさん、振付の向雲太郎さんを迎えての稽古です。


新キャストの沢井さんのシーンを丁寧につくっていきながら、全体の流れも手を加えていきます。




3日間の稽古、楽士も3人揃い、最終日には萩さんも駆けつけて、通しました。


合間には、年季の入ってきた小道具なども修理します。


もう初演から4年経ちましたからね!






キャストがひとり変わるだけで、そして更なる稽古を経て、また一味違う『おぐりとてるて』が誕生します!

いよいよ明日からツアースタート、
宮崎では一般公演もあります!
えいさらえい、と駆け巡ります。どうぞお楽しみに!

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