森組 in 栃木県下都賀郡『壬生中央公民館』(11月27日):大久保哲

森組は壬生中央公民館へとやって来ました!


こちらのホールは、客席も通路もすべて赤を基調に彩られております。
天井が八角形なのが印象的です。
ちなみに、ホールを出てすぐの正面には、八角形の大きな噴水と、八角形の小丘もありました!
そして、同敷地内に「壬生城跡」と「町立図書館」と「町立歴史民俗資料館」と「吾妻古墳天井石」があります!



城跡があるだけあって、ホール周辺にはお堀もありました!
駅からホールへと向かうときにも古風な門があり、とても歴史の匂いのする場所でした。



主催者の栃木保育問題研究会の皆さんには、搬出入のお手伝いをしていただきました!
重いものも少なからずある中、皆さん率先して運んでくださいました。
しかも、昼食のお弁当まで用意してくださって至れり尽くせりでした!
どうもありがとうございました!



大体のものを仕込み終わって、袖に衣裳や小道具をセッティングしていきます。
なんとも不思議なポーズで杖を抱えている泉さんと、早着替えのセッティングを抜かりなく行う青木さん。




セッティングが全て終わると、集合して全体稽古をするまでの間、舞台やら袖やらで、発声やストレッチ、こんにゃく体操等をしながらめいめいにウォーミングアップを済ませていきます。



ピアニストの大坪さんも、稽古の前にピアノに触れてホールごとに違うピアノの特徴を繊細に掴んでいきます。
ウォーミングアップとは思えない、素敵な音色をいつも奏でてくださいます。

全体稽古も終えて、いざ本番!
その前に……
開演直前に撮られた様々な写真をお見せします!



まずは、男子楽屋より。
それぞれに化粧をしている様子です。
朗らかな武田さん、念入りに支度をする佐山さん、色気が見え隠れする泉さん、マイカップをもってのんきにピースしてる僕……四者四様の写真です。冬木さんが撮ってくださいました。
ちなみに、兵士役の大石さんはこの時既に兵士の格好で舞台袖にスタンバイしておりました。



一方、女子楽屋。
こちらは、AB型女子での集合写真ですね。
華やかな一枚です。
ちなみに僕もAB型だったりします、男子なので写っておりませんが。



下手から飛び出す、4ひきのリスさんの集合写真。
それぞれに個性の光るリスさんです。
そこへでしゃばりカラスがすかさず写り込みましたが、袖幕に同化してしまってますね。



四月の精になる前の泉さんとむすめの2ショット!
深読みすれば、四月の精とむすめさんの「その後」の写真のように見えてきますね。
四月の精が人へと姿を変えてお客に行ったのでしょう。



そして、こちらはこのチームを陰から超強力にサポートしてくださっている佐藤さんとむすめの2ショット!
ガッチリと肩を組んでいて、ラブラブですね。
四月の精が嫉妬しちゃいそうですね。
ちなみにこちらの二人、来る2月の本公演では兄妹を演じます!
詳しくはこちら

さて、それでは本番の様子を振り返ります。
本日は栃木県内のたくさんの園の合同鑑賞会。たくさんの小さなお子さん達がお客様です。

今日のホールは舞台の下手袖のすぐ先の、カーテンで仕切られた大部屋を楽屋に使ったので、いつも以上にダイレクトにお子さん達の反応が伝わってきました。

僕がカラスとなって飛び出して行くととても楽しそうな反応を見せてくれました。
どうもありがとう!
その声援が、カラスの元気の源です。

休憩中も「カラスー!」という呼び声や、「カァー!」と真似をしてくれる子達の元気な声がたくさん聞こえて来て、とても力になりました!
本当にありがとう!
カラス冥利に尽きます!

また冒頭から終曲まで、終止とても集中して、寄り添うように物語についてきてくれました。

終演後には、アンコールとして会場の全員で「十二月の歌」を歌いました。
みんな口を大きく開けて元気に歌ってくれていて、楽しそうでした。
そしてそれを受け取ってまた、こんなに楽しいことはないなとより深く思いました。

さらにその後、会場に来てくれた保育園のお子さん全員と、十数回に及ぶ記念撮影をしました。

出演者は全員月の精の格好で写真に写らせていただいたのですが、僕は「二月の精よりもカラスの方が喜ぶかな?」と内心少し不安でしたが、二月の精にも楽しそうに手を振ったり、声をかけてくれました。

この中で印象的だったものを3つほど。

「にわとり飼ってる人だ!」
二月の精の帽子は、頭に金の鳥籠のようなもの、顎に一対の白い羽根という装いなのですが、これをみたあるお子さんがこう声をかけてくれました。
カラスと、二月はにわとりだったのか……!
なるほど参考になりました。

「ロボットくん、じゃーね!」
二月の精が動く時には、直線や回転を意識しているのですが、これがお子さんにはロボットのように見えたみたいですね。
これも、とても参考になりました。

「とりかごくんだ!!」
はい、とりかご帽子のとりかごくんこと、二月の精でございます。
月の精はそれぞれに特徴的な見た目をしているのですが、その特徴をはっきりと掴んでこう呼んでくれました。ありがとう!

中には、一月から十二月までの残らずの月を、正確に呼んでくれた子もいました!

至近距離でお客様と触れ合えることは滅多にないのでとても楽しく、特にお子さんは思ったこと感じたこと、見えたことを率直に言ってくれるので、自分がどう見えていたかもわかり、非常にいい経験となりました。

さまざまな形でお客様からいただいた力を以て、あっという間に搬出まで終える事ができました!

本当にありがとうございました!

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