森組 in 茨城県坂東市『坂東市民音楽ホール』(10月20日〜22日)：豊島理恵

13日から始まった森の盛りだくさんのお稽古(主に体育館公演のための短縮版、主に劇場で上演する通常のピアノ版、そしてオーケストラ版)も滞りなく無事に終わりいよいよオペラ「森は生きている」のツアーが始まります。

秋晴れな最高のロケーションの中、茨城県「坂東市民音楽ホール・ベルフォーレ」にやって参りました！

『アルレッキーノ』や『林光歌劇場』などで演出助手をしてくださっていた神田成美さんが現在こちらのホールのお仕事に携わっておりまして過去にも2回訪れております。
なんとわたしは皆勤賞で今回3回目の坂東入りです。
2017コンサート
https://konnyakuza.blogspot.com/2017/06/in-611.html
2018アルレッキーノ
https://konnyakuza.blogspot.com/2018/12/in-1212.html

仕込みには坂東こども劇場の皆さんが搬入のお手伝いに来てくださいました。


そして手作りのケーキやお漬物もお差し入れくださってお茶場がなんとも華やかに。
ごちそうさまでした！


初日は保育園の年長さんに観てもらう為に短縮版のゲネプロ開始。
終演後は演出助手の岡原さんから丁寧に細かいところをチェックしてもらい立ち位置など調整してこの日は終了。
連日のお稽古で疲労もピーク。
ホテルに着いてゆっくり体を休めて初日に照準をあわせます。


day2
今日も素敵な秋晴れ。
ホテルから劇場まで歩いていくと自然がいっぱい。


そしてベルフォーレには平将門のブロンズ像がお出迎えしてくれます。

余談ですがわたくし東京の神田で生まれ育ちまして平将門公ゆかりの神田明神にて命名してもらっております。ここ坂東は平将門終焉の地だそうで、ご縁を感じずにはおられずついブロンド像に「初日よろしくお願いします！」と神社でも無いのにご挨拶してしまいました（笑）
きっと良い初日が迎えられますね！

いよいよ本番。
坂東市の10園の保育園から年長さんが劇場へ。
幕が上がると子どもたちは静かに、でも身を乗り出して真剣に観てくれました。
最後にキャストが子どもたちに向かって「さよならー」と手を振ると今まで静かだった客席が一気に「バイバーイ！」と沢山の可愛い声援で溢れ、とっても楽しんで観ていてくれたのだなとキャスト一同顔が綻びっぱなしでした。

明日は一般公演なのでバラしもなく午後はフリータイム。 お弁当を食べ終わってみんなで寛いでいるとどこからともなく「ヤクルトさん来たよー」と声がします。稽古場では週に一回ヤクルトさんが来てくれているのでみんなのテンションはマックスに。

岡原さんは東京では手に入り難いヤクルト1000を購入して坂東を後にされました（笑）

午後のフリータイムはそれぞれに過ごしました。サウナやマッサージに行く人、スイーツを食べる人、お散歩や名所巡りなどなど…。
特に劇場から近くの恐竜のいる公園に行ったキャストが多数いたようです🦕




day3
今日は通常版初日！そして一般公演！
こども劇場のみなさんが素敵な看板を手作りして下さいました。杖が本物みたいにリアルです♪


残念ながら写真が撮れなかったのですが、ロビーにも手作りのまつゆき草が咲いていてキレイでした。

お稽古が始まる前に2017年のコンサートでお世話になった劇場スタッフの佐々木千裕さんがお差し入れを持って来てくださいました。
今は観光課に移動になられていて坂東市の魅力を紹介するYouTubeにも出演されています★
https://youtu.be/BjELj_choPU


短縮版から頭を切り替えて少し長い時間をとって通常版のお稽古開始。
衣装を着て立ち位置を確認。


小道具、衣裳早替え場のチェックを終えてお弁当を食べてメイクをして準備。
あっという間に開演の時間。

子どもたちの可愛らしい３つのお約束を聞いて、
今日は特別にまつゆき草が咲く演出があるので制作マネージャーのみさこさんが前説を担当。キレイに咲くかな？

さて本番がスタート！

子どもたちの反応はやっぱり可愛くて、負けじと大人たちの反応もドッと沸いて客席と舞台がどんどん一体化していきます。
そして季節替えのシーンへ。
4月の精にバトンが渡りまつゆき草が客席一面に咲きました♪
やっぱり何度経験しても感動しちゃいますね。
むすめ役のひろかも瞳がキラキラ輝いていてそれを見た私も涙腺崩壊しそうでした。

あたたかい拍手で幕を閉じ、こども劇場のみなさんから素敵なプレゼントの数々を頂きました！
秋の味覚のさつまいもや柿とっても美味しそうです♡ありがとうございます。

また坂東の皆さんにお目にかかれる日を楽しみにしております！