森組 in 三重県津市『津市久居アルスプラザ』(3月21日):熊谷みさと

KAATでの4日間(仕込み日を含む)を終えた翌朝、森組は三重県津市へ旅立ちました。

普段は大抵別の旅と同時進行なのでトラック2台の旅でも1台はレンタカーということになるのですが、今期はこんにゃく座の名前が入ったトラック2台で旅に出ていますから、それだけでもこのツアーは毎度ちょっぴりわくわくします。お手軽な私です。


途中で寄った刈谷サービスエリアで先輩が撮ってくれていた写真

岩下の新生姜ゾーンが突如現れたのでわあ!ってなってるとこです。なんだこのポーズ…


浮かれて楽しいもの買ってしまいました


岩下の新生姜グミを食べた先輩が絶妙な表情になったので面白かったです
私は好きでした、新生姜グミ。辛味と甘味。


そうこうしているうちに津市久居に到着、元気に仕込みをします!


おそろいのひとびと


千穐楽はこちらのホール、津市久居アルスプラザでの公演です!客席がなんだかムーディー…!


昨年から引き続きのチームですから、千穐楽ともなると仕込みはもう任せとけってなもんです。
じゃんじゃか仕込んでささっと完成です!!

…とはいえ、オーケストラピットとか、そんなに慣れてるわけでもない作業もいろいろ入ってきますし、昨日も遅くまで働いて今朝も早くに出発でしたからね、それなりに疲れも溜まっていますよね…


そして出現する労い合いトーテムポール


ちょっぴり休憩していたらロビーの方になにやら楽しいものがあるという噂が流れてきました。

早速行ってみると


なんだ、このカラフルで可愛らしいものは…!?


いらっしゃいませ〜♪


みんなが森の動物さながらに隠れていたのは、津市久居アルスプラザのギャラリーで開催されていた特別展示『みんなで彩る森』

木々や森のいろんなものを思い思いに描いてそのまま貼っていきみんなで森を作ろうという底抜けにわくわくする展示です!楽しそうすぎる!!


さらにその森の奥へ進んでいくと…


歴代のこんにゃく座の『森は生きている』ポスターや


今の眞鍋演出の衣裳デザイン画や舞台写真などなどが素敵に展示してありました!


このうさぎを飼いたいの…と言っている2人

いろんな方向から公演を盛り上げようとしてくださる気持ちをビシバシ感じて、とってもとっても嬉しい気持ちになりました。
明日の公演をがんばるちからがもりもり湧いてくるわ…!!

仕込みの疲れもなんのその、ウキウキ気分でホテルに着きました。



そして迎えた翌日、オペラ『森は生きている』オーケストラ版千穐楽です!!!

最後の朝も、いつもどおりしっかり丁寧にお稽古します。


出番が無い時にはオケピから立ち上がって稽古をガン見するフルート岩佐さんオーボエ伊藤さん

あまりにじっっっと見守ってくれるので、この後ソロで出てきた沖さんは笑いを堪えるのを失敗していました。
本当に愉快なオーケストラのみなさまがたです。


そうこうしているうちにあっという間に開演時間。

津市久居アルスプラザは大きすぎず良いサイズ感で、お客さまの息を呑む様子が感じ取れるような気がします。
小さなお客さまも大人のお客さまも、最初から最後までずっと集中して見てくださって、時々ふっと笑いも漏れたりして、とても勇気づけられました。
最後のアカペラから「森は生きている」を歌い切った瞬間、大きな拍手が湧き上がり、会場の席数よりもたくさんの拍手に包まれるような感覚があって、胸がいっぱいになりました。

こんなわくわくに満ちた音の溢れるオーケストラの『森は生きている』の舞台に立てる喜びと、それを観ていただけて喜んでいただける幸せ。

私は女王としてこの物語の中で本当にたくさんのことを学び、そしてそれと同じくらい私自身としてもこの作品からたくさんの学びと抱えきれない贈り物をもらっています。
アンコールで「十二月の歌」をうたいながら、その記憶や経験が身体中を駆け巡って、やっぱり『森は生きている』が大好きだな、と改めて感じました。

ご覧いただいたお客さま、オーケストラのみなさんや関わってくださった方々にも、愛され続ける作品でありますように、これからも大切に共に学んでいきたいと思います。


オペラ『森は生きている』オーケストラ版の旅はこれでおしまい。またいつかどこかでお届けできる日が来ることを楽しみに、一度眠りにつきます。



ありがとうございました!!!




オーケストラ版はおしまいですが、オペラ『森は生きている』は、ピアノ版でこれからも旅を続けます!
次はキャストを大幅にチェンジして早速来月旅公演が始まります。
4月30日には神奈川県川崎市の多摩市民館にて一般公演もおこないますので、どうぞお運びくださいませ!




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